アウトドアサウナ「在（あ）りのまま」（小城市小城町松尾）が12月9日、清水の滝近くのこい料理店「ひのでや」敷地内にオープンする。

アウトドアサウナ「在りのまま」のテントサウナと「たる風呂」

　オーナーの南里亮磨さんは大阪での会社員時代、ストレス解消のために行ったサウナにはまり、これまでに関東以西の200以上のサウナを巡ったという。都市部では増え始めていたプライベートサウナを地元・佐賀で始めたいと約2年前に会社を退職。南里さんの父が経営する理美容卸「南里商会」の新規事業として開業を決めた。

　当初、佐賀市内に新たな施設を建設することを検討したが、初期投資が大きいことと、既存施設との違いを見出せなかったことから断念。計画を練り直し、県内で水質が良いエリアの一つとして環境省が選定する「名水百選」にも選ばれている小城町・清水の滝や清水川周辺で開けないかと市役所や地元の人に相談を重ねていた。その時、「ひのでや」の店主から「（店の）敷地内に出店しないか」と提案を受け、開業場所に決めた。

　「ひのでや」の敷地内の入り口付近にテントサウナ3基を設置。テント内のサウナストーブの上に水を入れた羽釜を用意する。テント横には、直径2メートル、深さ1メートル以上ある「たる風呂」を設置。清水川から流れる地下水を使った水風呂を楽しめるようにした。バーベキュースペース（BBQ）やたき火スペースも設置。BBQ利用時（11時～15時、16時～20時）には、まきを含む道具は店で用意する。平日11時～15時は、ひのでやの料理も利用できる。

　南里さんは「長崎自動車道・小城スマートインターチェンジからも近いので、サウナーなどが佐賀を訪れるきっかけになれば」と話す。

　営業時間は11時～21時（最終受付は19時、土曜・日曜・祝日は9時～）。料金は、サウナ2時間コース＝3,800円、サウナBBQコース＝4,800円。