佐賀県立産業技術学院木工芸デザイン科の進級・修了制作展が3月3日、JR小城駅前のインテリアショップ「room desige factory」（小城市三日月町）で始まる。

「技術者の卒展」に挑む同学院木工芸デザインの学生たち

　同展は巡回展で「技術屋の卒展」と銘打ち毎年春に開かれている。今回はこれまで、2月13日に九州産業大学（福岡市）、同26日・27日に佐賀市民交流プラザ（佐賀市白山2）で開かれ、同店で開催される「春の天山アートフェスタ」の共同作品展への出展が今期最後となる。

　メーンテーマは「未来の椅子の提案」。同学院はニーズに合わせた製品を企画、設計、製作することができる技術者の養成を目指しており、同展でも学生自身が椅子の使用者を設定し、「自分のため」ではなく「使う人のため」を心掛けた作品が並ぶ。

　そのほか無料のワークショップも開き、組木パズルや県の名産・佐賀錦の網代（あじろ）模様を模した寄せ木細工のネックレス、髪飾りなど、伝統工芸をテーマにした作品作りが体験できる。

　開催時間は12時～18時。入場無料。3月6日まで。