ラーメン店「いっけんや M'S LAMEN BIRTH」(佐賀市呉服元町、TEL 0952-27-2180)が佐賀中心街の「656(ムツゴロウ)広場」近くにオープンして、9月6日で1カ月がたつ。
ラーメン店「いっけんや M'S LAMEN BIRTH」で提供する「特製ラーメン」
7月31日まで同所で営業したラーメン店「一休軒 呉服元町店」の屋号などを改め、8月6日に開いた。店主の時吉学さんは福井県出身。30歳の時、「ラーメンの勉強をしたい」と思い立ち、福井から西に向かい、たどり着いた北九州市小倉のラーメン店で10年修業。小倉で出会った時吉さんの妻が佐賀出身で、子どもを佐賀の小学校に通わせたいと思い、佐賀に移ったが、ラーメン店に勤めることがかなわず、市内の居酒屋に勤めた。「ラーメンの仕事がしたい」と話をしていたところ、2018(平成30)年、当時、「一休軒 呉服元町店」を経営していた会社からの誘いがあり、店長に就いた。2020年、運営会社からの勧めで、同店は時吉さんの店として再出発。白濁した豚骨でありながら、脂っぽすぎない味わいのラーメンが評価を受けていた。
今回、屋号を改めたきっかけは、佐賀ラーメンの源流ともいわれる「一休軒」で多くの学びを得ることができたが、研究を続けていく中で、時吉さんは「自分が提供するラーメンを『佐賀ラーメン』と言っていいのか」と思うようになったことから。時吉さんによると、骨を継ぎ足しながらうまみを育てる「呼び戻し製法」で作る豚骨スープは佐賀ラーメンよりも久留米ラーメンに近く、「『一休軒』を名乗ってはいけないのでは」と思うようになったことから、「いっけんや」と屋号を改め、再スタートを切ることにしたという。
メニューは、「ラーメン」(800円)、「半熟煮卵ラーメン」(1,050円)、「佐賀海苔(のり)ラーメン」(1,100円)「チャーシューメン」(1,230円)、「特製ラーメン」(1,300円)など。麺は、佐賀ラーメンでは定番のやわ麺に加え、かた麺も用意。ほかに、「白ご飯」(170円)、「刻みチャーシュー丼」(350円)などのご飯メニューや「黒豚ギョーザ」(5個350円~)も提供する。
時吉さんは「『一休軒』の時は、佐賀ラーメンを求めて来店するお客さまから時折厳しい声をもらうこともあったが、ラーメン人生の中で最も勉強させてもらうことができた。屋号を改め、新たなスープに『変わったね』と声ももらうが、『スープと麺が合う』という声ももらう。自分が思うようなラーメンを追求しながら、よりおいしいラーメンを提供していきたい」と話す。
営業時間は11時~14時30分(土曜のみ18時~20時も営業)。月曜定休。