佐賀の菓子店「北島」（佐賀市白山2、TEL 0952-26-4161）が8月25日、佐賀県の新ブランドかんきつ「にじゅうまる」を使った「にじゅうまるプリン」を発売する。

菓子店「北島 白山本店」

　にじゅうまるは、かんきつの品種「西之香」と「太田ポンカン」の交配から育成した品種「佐賀果試35号」のうち、基準をクリアした佐賀県のオリジナル品種で、2021年2月にデビュー。爽やかな香りとプチっとした食感、ジューシーな果汁と「ほどよい」酸味などが特徴。

　「にじゅうまるプリン」は、同社オリジナルで濃いめの生クリーム2種類を使ったミルクプリンに、タカ食品工業（福岡県みやま市）の協力で開発した「にじゅうまる」の果肉入りソースを合わせた。常務の香月務さんによると、「にじゅうまる」を使った商品開発を始めたのは昨年3月。佐賀県果樹試験場で研究に関わる人から聞いた「にじゅうまる」の特性を生かせる商品としてプリンの開発にたどり着き、プリンとソースの比率も含め試作を重ねたという。

　香月さんは「にじゅうまるが流通する3月ごろに対して、このプリンを通じて、お客さまはもちろん、生産者にもにじゅうまるを楽しんでもらいたい。今回の開発を通じて、にじゅうまるの特性に深く触れることができたので、にじゅうまるの新たな商品開発にもつながれば」と話す。

　価格は500円。佐賀市・小城市内の7店舗で毎日10時～、1日計100個ほどを販売する。9月5日まで。