定食店「kassai（かっさい）」（佐賀市鍋島3、TEL 0952-77-0368）が7月1日、佐賀大学医学部近くにオープンした。

定食店「kassai」のロースカツ

　1995（平成7）年から今年3月まで営業した「とんかつと洋食の店 かっ彩」の店舗とメニューを、松落愛美さんが引き継ぎ、店を開いた。

　高齢者施設での調理師経験の後、看護師資格を取得し5年ほど経験した松落さんは以前から自分の和食店を開きたいと考えていた。事業承継・引継ぎ支援センター経由で「かつ彩」のことを知った松落さんは、かつ彩店主で、50年以上料理人を務めた中山駿さんから店の味を引き継ぐことを決め、レシピを引き継いだ。オープン後もしばらく中山さんも厨房（ちゅうぼう）に立ち、引き継ぎを続けるという。席数は、カウンター9席、テーブル14席。

　メニューは、「ロースかつ定食」「ヒレかつ定食」（以上1,000円）、「カツカレー」（900円）などの「かつ彩」から引き継いだメニューに加え、「日替わり定食」「おにぎりランチ定食」（以上1,000円）など松落さんが新たに加えたメニューも用意する。「日替わり弁当」「唐揚げ弁当」「メンチカツ弁当」（以上500円）などの弁当宅配も行う（受付時間8時～10時）。

　松落さんは「私が生まれた同じ年にオープンした『かっ彩』を引き継ぐことになったことに何かの縁を感じ、光栄なことだと感じた。全く同じ味を出すことは簡単ではないが、この店の名を汚さぬよう、私なりに頑張って、これからも長く続けていきたい」と話す。

　営業時間は11時～19時30分（ラストオーダー）。