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佐賀・小城に豆乳専門店「あしかり豆美人」 古民家改装、にぎわいづくりにも意欲

「あしかり豆美人」店主の藤田卓さん(右)、妻の智子さん(左)

「あしかり豆美人」店主の藤田卓さん(右)、妻の智子さん(左)

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 豆乳製品とスイーツの専門店「あしかり豆美人」(小城市小城町上町、TEL 0952-72-1433)が5月10日、小城・須賀神社近くにオープンした。

豆乳専門店「あしかり豆美人」の「豆乳プリン」と「はなきなこ豆乳バームクーヘン」

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 店主の藤田卓(たくみ)さんが築144年の古民家を改装し、開いた同店。藤田さんが豆乳と関連商品の製造販売に関わることになったきっかけは、藤田さんの母が「大豆の栄養が詰まった豆乳本来のおいしさを伝えたい」との思いで、約15年前に豆乳や豆乳麺などの製造を始めたことから。藤田さんは弁当店「ほっともっと」フランチャイズを約25年経営し、現在、三日月店(三日月町長神田)、芦刈店(芦刈町三王崎)、川久保店(佐賀市金立町金立)の3店舗を運営。経営の傍ら、豆乳の製造販売を手伝っていたが、昨年6月に事業継承した。「豆乳プリン」を開発し、イベントなどで販売するなど販路を広げているという。

 今回、豆乳や商品を直接購入できる場所の要望が多かったことと、豆乳を通して多くの人と人がつながる場を作りたいと思ったことから出店。小城市の空き家バンクを通じて今回の物件を知り、何回も内覧を重ねて出店を決め、約1年かけて改装工事や設備工事を進めた。店舗改装費用としてクラウドファンディングに挑戦し、108万円を集めた。

 佐賀県産フクユタカ大豆、九州産小麦や天日塩などを使う商品のラインアップは、「豆乳麺」(80グラム×3束、540円)、「めんつゆ」(540円)、大豆を使った「はなきなこ」「はなおから」「ぽりぽり大豆」(各50グラム、324円)、「豆乳プリン」(378円)、バウムクーヘン専門店「akaneiro(あかねいろ)」とコラボした「はなきなこ豆乳バームクーヘン」(230円)。豆乳麺などのギフトセットも用意する。

 藤田さんは「今後、豆乳ソフトなどの新商品を開発し、大豆から体や健康のことを伝えていきたい。小城の街並みを楽しんでもらう人力車の導入など新たなことも取り入れていく。古民家らしい空間を生かして、妻が指導するヨガやピラティス教室をはじめ、趣味を持っている方が力を発揮できる空間作りも行う。地域の方など皆さんが自然に集まり、わいわい楽しくつながっていき、長く続いていく店にしていきたい」と話す。

 営業日は木曜・土曜・日曜。営業時間は11時~17時。

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