「小城羊羹（ようかん）」の店舗を巡るスタンプラリーイベント「第7回 日本一！ようかん祭り」が11月20日、小城市中心街で開催される。主催は小城羊羹協同組合と小城市観光協会。

「第7回 日本一！ようかん祭り」のマップ

　江戸時代に鎖国態勢を取っていたころ、長崎から佐賀を経由し小倉までつなぐ長崎街道が通じて外国から砂糖が入ってきたことで、長崎街道は「シュガーロード」と呼ばれ、現在の小城市周辺ではようかん作りが盛んになった。小城市内では現在、20店以上のようかん店が集中し、2020年には「砂糖文化を広めた長崎街道～シュガーロード～」の構成文化財として日本遺産に認定された。

　各店のようかんの味を比べてもらうなどして、「小城羊羹」にもっと親しんでもらおうと2016（平成28）年、同組合青年部が「日本一！ようかん祭り」を企画。ようかん店を一堂に集めたイベントを開いた。コロナ禍で2020年からは「屋外で店を巡る」スタンプラリー形式に変更し、継続している。

　7回目となる今年も、同市本町通りを中心に所在する17店のようかん店を巡る町歩きスタンプラリーを実施。まちなか市民交流プラザ「ゆめぷらっと小城」（小城市小城町）とJR小城駅（三日月町久米）をスタート地点に、店を巡り、ゴール地点の「ゆめぷらっと小城」でスタンプカードを提出することで抽選に挑戦できる。

　開催時間は9時～16時。参加無料。