ロールプレーングゲーム「サガ」シリーズとの連携企画で設置された「ロマンシング佐賀マンホール」のマンホールカードが現在、土産品店「佐賀工房 佐賀バルーンミュージアム店」（佐賀市松原2）で配布されている。

「佐賀バルーンミュージアム」前に設置されている「ロマンシング佐賀マンホール・最終皇帝」

　「ロマンシング サガ リ・ユニバース」のキャラクターをデザインした「ロマンシング佐賀マンホール」は全7種類。鋳物メーカーの「日之出水道機器」佐賀工場（みやき町）が製造し、スクウェア・エニックスのサガチームが佐賀市上下水道局に寄贈。昨年10月29日、佐賀市中心街にそれぞれ設置された。

　「マンホールカード」は、生活インフラに欠かせない下水道を改めて知ってもらおうと国土交通省や日本下水道協会、民間企業などで構成する「下水道広報プラットホーム」（GKP）が、全国各地のさまざまなデザイン性にあふれたマンホールのふたを紹介する取組みで、2016（平成28）年4月に第1弾のカードの配布を開始。同年8月の第2弾として、旧佐賀市にある「有明海とムツゴロウ」をデザインしたマンホールカードの配布を始め、現在も「佐賀市下水浄化センター」（西与賀町高太郎）2階事務室で配布を行っている。

　第14弾のマンホールカードの一枚として制作された「ロマンシング佐賀」のマンホールカードは、「佐賀バルーンミュージアム」前に設置された、キャラクター「最終皇帝」を配したマンホールをデザイン。同マンホールを通じて下水道に親しみを持ってもらうようにと設置場所に近い同店での配布を4月25日に始めた。「下水道広報プラットホーム」によると、同カードのバリーションは全国575の自治体758種類となった。

　佐賀市上下水道局下水道企画室の北村常哉さんは「配布を始めて10日ほどで、新型コロナウイルス感染症の状況を見極めながらではあるが、予想よりも多くの方に手にしていただいている。『ロマンシングサガ』通じてあらためて、佐賀市の下水道のこと、取り組みに興味持っていただけるとうれしい」と話す。

　配布時間は10時～17時。配布は1人1枚で、郵送では取り扱わない。