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佐賀に薫製専門店 地元食材の薫製を全国に広めたいと意欲、キッチンカー営業も

「803kitchen」店内で「スモークターキーと燻製チーズのサンド」ランチセットをPRする店主の一色邦晃さん

「803kitchen」店内で「スモークターキーと燻製チーズのサンド」ランチセットをPRする店主の一色邦晃さん

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 佐賀市役所近くに5月14日、薫製専門店「803kitchen(ハチマルサンキッチン)」(佐賀市愛敬町、TEL 070-4401-7308)がオープンした。

スモークターキーと燻製チーズのサンド

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 佐賀や福岡で飲食の仕事に携わり、かねて自分の店を持ちたいと思っていたという店主の一色邦晃さん。「佐賀では珍しいジャンルでオリジナリティーある店にしたい」と、一色さんが好きだという肉を中心にした薫製専門店の開業を決めたという。

 店内はカウンター席9席。ランチのメニューは薫製を挟んだサンドイッチがメインで、「スモークターキーと燻製(くんせい)チーズのサンド」、トルコのサバサンドにヒントを得た「燻製サバときんぴらレンコンのサンド」、さっぱりした風味が特徴の「燻製ナッツとハニーレモンのクリームチーズサンド」など6種類(各380円)。サラダ、スープ、ドリンクを付けたランチセット(680円)も用意し、全商品テークアウトにも対応する。薫製に使う木のチップは、サクラをメインにしたオリジナルブレンド。「今後は佐賀の県木であるクスノキも使ってみたい」と一色さん。

 5月末からはキッチンカーで各地のイベントなどにも出向き、佐賀のブランド肉「肥前さくらポーク」「骨太有明鶏」の薫製を使ったサンドイッチを提供する予定。同じくスモークターキーレッグや薫製のおつまみ、ウイスキーを提供する夜営業も始めるという。

 一色さんは「テーマは『薫製好きの薫製好きによる薫製好きのための薫製専門店』。街なかで働く人がホッと一息つきに来たり、気軽にテークアウトしたりできる場にしていきたい。キッチンカーを使って地元食材の薫製料理を全国、そしていつかは世界へと広めていきたい。自分を育ててくれた佐賀に恩返しができたら」と話す。

 営業時間は11時~14時。

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