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佐賀「北島」が「さがの木バウムクーヘン」 丸ぼうろの技術生かした新商品

「さがの木バウムクーヘン」をアピールする「北島」のスタッフ

「さがの木バウムクーヘン」をアピールする「北島」のスタッフ

 菓子店「北島」(佐賀市白山2、TEL 0952-26-4161)が10月13日、新商品「さがの木バウムクーヘン」を発売した。

「北島」の新商品「さがの木バウムクーヘン」

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 1696(元禄9)年に「数珠(じゅず)屋」として創業した「北島」。その後、日用品や雑貨を幅広く扱う「諸式(しょしき)屋」として、佐賀藩(鍋島藩)の御用商人としての役割を果たした。幕末期、佐賀藩の御用菓子司だった横尾家に南蛮菓子「マルボーロ」の製法を習い、現在の「丸芳露(まるぼうろ)」を完成させ、菓子店に転身した。

 マルボーロは当時、ポルトガル船の船員たちの保存食で、現在よりやや小さく固いものだったが、明治の始めに、8代目・香月八郎と、9代目・香月安次郎が、「子どもから年配まで親しんでもらえるように」と、鶏卵をふんだんに加えるなど工夫を施し、現在までつづく同社の看板商品となった。1969(昭和44)年には、「丸芳露を洋菓子にしたら」という発想を元に、甘酸っぱいあんずジャムを香ばしくしっとりとした生地でサンドしました「花ぼうろ」を発売。丸芳露に並ぶ同社の定番商品となった。

 今回発売した「さがの木バウムクーヘン」は、十数年前から構想し、2022年から本格的に開発に着手。57年ぶりとなる新たな定番を意識した商品。3種類使う小麦のうち2種類は佐賀県産をブレンド。バウムクーヘンの本場・ドイツの黄金比レシピとされる「バター:砂糖:卵:小麦粉=2:1:1:1」で生地を配合した上で、丸ぼうろ用の生地を少し混ぜ合わせ、脊振高原「ミルン牧場」の「ホエイ(乳清)」を使い、深いコクと口どけを加え、アーモンドと砂糖を主原料としたドイツで伝統的に使われる製菓材料「マジパンローマッセ」で香りを高め、周囲の砂糖の衣(グラス)に、白石町の新品種レモン「璃の雫(りのしずく)」を使い仕上げた。直径は約14センチで、パッケージも同社のこれまでの商品にはないブルーを採用した。

 代表取締役 経営企画担当の香月務さんは「佐賀の原材料や風土、丸ぼうろ作りの技術を組み合わせ、当社らしいバウムクーヘンに仕上がった。製造では丸ぼうろの技術者が生地の加減を確認するなどし、丸ぼうろ作りに新たな気づきを得ることもできた。安心して買ってもらい、楽しんでもらえると思うので、ぜひ手にしてほしい」と話す。

 価格は1,728円。県内直営店舗、福岡・博多大丸店、オンラインショップで販売する。

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