フリーアナウンサーの中村葉月さんら、マスメディア経験者が手がける地域メディア「サガノオト」が10月1日、公開された。
サガノオトは、佐賀の人、歴史や文化、佐賀で生まれたモノなどを「文章(=ノオト)」と「音(=オト)」で残すことを目指し、開設したウェブメディアで、イベントや店、文化などの地域情報を届ける「サガノオトPICKS」、佐賀で活躍する人のドキュメンタリー「佐賀を彩る100人」、企業の取り組みを伝えるドキュメンタリー「佐賀を創る100社」などで構成する。
今回のメディア開設のきっかけになった最初の出来事は、中村さんが高校卒業する日のこと。大学進学などで佐賀を離れる人に「いずれ佐賀に帰ってくる人」の問いに返事したのが同じクラスの中で中村さん1人だったことから、佐賀のために自分なりにできることをしたいと、「佐賀市観光親善大使」に応募。福岡の大学に通いながら2年間、大使の活動に関わり、SNSの活用や、自身でPRの原稿作りを行うなど、新たな取り組みも行ったという。
大学卒業後、中村さんは長崎県内の放送局にアナウンサーとして入社。4年間の取材活動を通じて「頑張る人の背中を押せた」という経験を地元・佐賀で生かしたいと、オーストラリアで1年間のワーキングホリデーを経て、佐賀を拠点にフリーアナウンサーとしての活動を始め、今回、サガノオトを開設した。同メディアには、ラジオパーソナリティーの柿本里那さんや長崎バイオパークの広報・春岡俊彦さんなど7人が参加し、記事や動画の制作を行う。現在、佐賀のご当地キャラ「有明ガタゴロウ」の14年の活動や、佐賀で手筒花火を始めた宮原知司さんについての記事や動画を公開。開設に合わせて今回、佐賀県の鳥「カチガラス」をデザインしたTシャツやパーカー、トートバッグを制作した。
中村さんは「佐賀の人やモノなどをドキュメンタリーで伝えるメディアを作りたいと思っていた。マスメディアやSNSではできない自由な発信で人の思いやストーリーを伝え、佐賀で活動する人の後押しをしたい」と話す。
柿本さんは「現在は福岡を拠点に週に1~2回佐賀で仕事しているが、『佐賀のために何かやりたい』という気持ちを持っていて、今回、サガノオトのコンセプトに賛同し、参加した。佐賀の人のことや佐賀の楽しみ方などもっと知ってもらえれば」と話す。
春岡さんは「『佐賀にこんなにいいところがあるのか』と取材通じて知ることができた。これらをサガノオト通じて発信していきたい」と話す。