青果店「むぎわらや マルシェ&カフェ」(佐賀市北川副町光法)が国道208号線沿いにオープンして10月1日で1カ月がたった。
店主の丹下雄大さんは、2014(平成26)年1月に就農を目指して独立。勉強のために農家の手伝いをする中で農家の生産野菜をスーパーなどに営業し、販売したことがきっかけで野菜の卸販売業に転換した。2015(平成27)年2月に「佐賀市街なか再生会議」が企画した、佐賀市中心街・呉服元町の空き店舗への「お試し出店」への応募をきっかけに、青果の直売と卸販売の拠点となる店舗を出店。その後、食品加工の許可を取得し、イベントなどで加工品販売するなど販路を広げたが、コロナ禍でイベントが少なくなったことと、新築した自宅に作業場を構えたことから呉服元町の店舗は2022年に閉店。翌2023年7月には「ゆめタウン大川」(福岡県大川市)に、青果店を併設し、洋食を提供するカフェを出店したが、2024年6月に閉店した。
今回、改めて実店舗を開いたのは、卸販売やイベントでの販売が中心の経営が続く中、改めて実店舗を構えることで販売の幅を広げたいと考えたことから。店舗運営しやすいよう、自宅から近い物件を探し、9月1日にオープンした。
店内には鳥栖中央青果卸売市場(鳥栖市)から毎日仕入れた青果を販売するほか、農家から直接取り寄せた米や野菜、卵などに加え、自社製造したコーヒーやジャム、ドライフルーツ、県内外の食品メーカーから仕入れたしょうゆなどの食品や加工品などを約100点揃える。今後、厨房部分の改装完了次第、テイクアウトのカフェメニューや総菜の販売を始める予定という。
丹下さんは「手頃な価格で果物を販売する店が周辺に少ないと考えていた。常連客からは総菜や加工品など調理不要な商品に期待してもらっているので、できるだけ早く形にしたい。今後、駐車場スペースでマルシェなどのイベントも開催したい」と話す。
営業時間は10時~19時。