キャッシュレス決済サービスと連携したポイント還元キャンペーンが2月10日、佐賀市内の約1800を超える対象店舗で始まった。

佐賀市が実施するキャッシュレス決済ポイント還元キャンペーン案内チラシ

　自治体が主体となり、キャッシュレス決済サービスと連携したポイント還元キャンペーンは2020年ごろから全国各地で行われているが、昨年末からは、エネルギー・食料品価格の物価高騰の影響を受けた生活者や事業者の支援を図るために、自治体向けの「重点支援地方交付金」などを活用し実施している。併せて、キャッシュレス決済のさらなる推進を図る目的も兼ね、佐賀市が主体で実施するのは今回が初めて。

　今回のキャンペーンは、期間中、市内の対象店舗で「au PAY」「d払い」「PayPay」「楽天ペイ」のいずれかのキャッシュレス決済（QRコード決済）を利用すると20％のポイントが還元されるもので、付与上限はキャッシュレス決済ごとに1回当たり1,000円相当で、1人当たり期間中最大3,000円相当。4つのキャッシュレス決済を利用すると合計1万2,000円分のポイント還元を受けられる。対象者は、対象店舗で対象決済サービスのアプリで支払いをした人で、佐賀市内在住は問わず、別途手続きも不要。対象店舗は、佐賀市内に所在し、中小企業信用保険法第2条第1項各号に該当する「中小企業者」で、対象の4種類のキャッシュレスサービスのうち、いずれか1社以上利用可能な実店舗で、ECサイトを除く。対象店は1800店を超える。

　今回のキャンペーンに合わせて佐賀市は、キャッシュレス決済を使い慣れていない人などを対象に、利用者向け個別相談会や決済体験会を開くほか、市内公民館で携帯キャリアによるスマホ決済教室を開いている。

　3月20日まで。予算執行状況により、途中で終了する場合もある。