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JR九州がQRチケットレス導入へ 佐賀駅発着特急も、券売機混雑緩和に期待

JR佐賀駅の券売機では、購入切符やクレジットカード有無によりレーンを案内し、行列を少なくする工夫をしている

JR佐賀駅の券売機では、購入切符やクレジットカード有無によりレーンを案内し、行列を少なくする工夫をしている

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 JR佐賀駅を発着する特急列車「リレーかもめ」「みどり」「ハウステンボス」「かささぎ」で2024年秋から、QRコードを使ったインターネット列車予約のチケットレスサービスを導入する。

2024年秋からQRチケットレスが導入される佐賀駅を発着する特急列車

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 JR九州が提供する「インターネット列車予約」は九州新幹線や山陽新幹線を中心にJR九州やJR西日本の特急列車の切符をネットで予約できるサービスで、乗車日1カ月前の10時から乗車6分前まで予約できる。ネット限定の割引切符も販売しており、佐賀駅~博多駅で特急列車の指定席を窓口などで購入すると乗車券を含めて2,660円(繁忙期を除く)のところ、「九州ネットきっぷ」では1,150円で購入できる。現在はネット予約後に指定席券売機で切符の受け取りが必要なことから、混雑時には佐賀駅でも券売機に長い行列ができることがあり、課題になっていた。

 QRコードを使ったチケットレスサービスは、「九州ネットきっぷ」などの九州内で完結する主な企画商品を予約し、「QR乗車」を選択すると、スマートフォンのアプリなどにQRコードを発行。改札口に設置のQRリーダーにかざし、改札を通過できるようになる。指定席券売機での切符の発券が不要となることで、混雑時に「切符の受け取りに時間がかかる」ことの解消が期待される。

 対象列車は、佐賀駅を発着する「リレーかもめ」「みどり」「ハウステンボス」「かささぎ」のほか、西九州新幹線「かもめ」、「ソニック」「にちりんシーガイア」の博多駅~佐伯駅(大分県)、「きらめき」「ゆふいんの森」。2025年度以降に列車、切符の種類などサービス対象の拡大を予定する。

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