佐賀県副知事に就任した「島耕作」の執務室が現在、佐賀県庁で公開されている。

佐賀県副知事「島耕作」の執務室

　佐賀県情報発信プロジェクト「サガプライズ！」の一環。漫画家・弘兼憲史さん原作で、今年、シリーズ40周年となり、これまでの累計発行部数4700万部を超えるビジネス漫画「島耕作シリーズ」とコラボ。県によると、民間企業等経験者採用者の割合が全国1位という佐賀県の県のスポーツビジネスと半導体産業の情報発信を担当してもらうため、同作の主人公・島耕作を11月14日、佐賀県の「副知事」に任命。弘兼憲史さんが監修し、副知事に就任した経緯や副知事の公務・佐賀のスポーツ分野の事業について描くオリジナル漫画をウェブなどで公開するほか、島耕作シリーズを発行する講談社のスポーツ漫画約750冊を積んだ車両を東京都内や佐賀県内で展示している。

　11月27日から公開している「副知事・島耕作」の執務室は、佐賀県庁旧館2階の旧知事室「県庁CLASS（クラス）」を使い、シリーズ連載40周年の軌跡を年表形式でまとめたボード「島耕作クロニクル」や、島耕作シリーズの複製原画、島耕作が実際に動いて話しをする「Live（ライブ）2D 島耕作」に加え、「副知事 島耕作に聞く！」のタイトルで佐賀の就職事情の今昔をインタビューした記事を掲載する県民だより「さががすき」を展示している。来場者に「副知事 島耕作」の漫画小冊子や名刺なども配布。スタッフによると、連日100～200人の来場があり、「副知事」の椅子やソファに座り、記念写真を撮影する人も多くいるという。

　公開時間は9時～18時（土曜・日曜は9時30分～）。12月19日まで。