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「みつせCUBE」にカフェ「三瀬マークス」 福岡からの移住者夫婦が出店

店主の青木一弘さん(中央)と妻の美由紀さん(左)、NPO法人「Murark」の堀智子さん(右)

店主の青木一弘さん(中央)と妻の美由紀さん(左)、NPO法人「Murark」の堀智子さん(右)

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 カフェ「三瀬MARKS(マークス)」(佐賀市三瀬村三瀬)が7月7日、佐賀市役所三瀬支所近くのコミュニティーカフェ「みつせCUBE」内にオープンした。

「三瀬MARKS」で提供する「海老アボカドパニーニ」

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 福岡市内で出版事業や飲食事業、物流事業を手がける会社を経営する青木一弘さんと妻の美由紀さんが開いた同店。青木さんはコロナ禍で仕事の進め方が大きく変わる中で、一緒に暮らす5匹の猫と共に一軒家で暮らせる場所を求めて移住を検討。ドライブに来たことがある三瀬に昨年10月、移住した。

 「みつせCUBE」は、佐賀市北部の「三瀬高原」と呼ばれる旧三瀬村や富士町、大和町松梅地区を活動エリアに、さまざまな事業を行うNPO法人「Murark(ムラーク)」が拠点とするコミュニティーカフェで、レンタルスペースやチャレンジショップ、移住・空き家活用相談、レンタサイクルや観光案内などの機能も持つ。

 「みつせCUBE」でのカフェ営業が週1~2日程度だったことから、週3~4日程度出店してもらえる人を募っていた。一方、青木さんは移住後、三瀬でも何か仕事を作れればと、生活の拠点としてだけでなく、自身の気持ちの比重も三瀬に移せるのではと考えるようになった。昨年10月の「三瀬村田舎と都市のふれあい祭り」で訪ねた「みつせCUBE」にコミュニティーカフェがあることを知り、「ムラーク」理事の堀智子さんとも知り合った青木さんは福岡・大名のカフェの出店経験を生かし、週4日営業のカフェ出店を決めた。席数は20席。

 ドリンクメニューは、同店オリジナルコーヒー「グアテマラ ブルーレイク」「インドネシア マンデリン」(以上300円~)のほか、「無糖カフェオレ」「ミルクコーヒー」「レモネード」(以上400円~)、「無農薬国産バナナスムージー」(500円~)など。フードメニューは、「ガパオパニーニ」「エビアボカドパニーニ」「クリーミージェノベーゼパニーニ」(以上500円、スープ付き)など。ドリンクセットも用意する。

 堀さんは「今までとは違うお客さんが『みつせCUBE』に来てもらえるようになり、空気感がさらに良くなった。青木さんに出店してもらって良かった」と話す。

 青木さんは「『みつせCUBE』でカフェを開くことができて良かったことは、新たな物件を借りるよりも費用を抑えることができたうえ、以前からここに通っていた人など『ムラーク』とのつながりで来店してもらい、オープン当初からありがたい。三瀬で生活するようになって、農業や林業などこれまで出合わなかった仕事をしている人と出会い、以前だと生まれなかっただろうアイデアも出て、今後にも生かせると思っている。三瀬が福岡中心部から車で40~50分で来られることをまだ知られていないので、福岡の友人にも来てもらい、三瀬を楽しんでもらえるようにしたい」と話す。

 営業時間は10時30分~17時。火曜~木曜定休。

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