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佐賀・村岡屋が「みかんさが錦」 佐賀県産ミカン使用、明るいパッケージに

村岡屋の新商品「みかんさが錦」

村岡屋の新商品「みかんさが錦」

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 菓子店「村岡屋」(佐賀市鍋島町森田)が2月1日、同社の看板商品「さが錦」の新フレーバー「みかんさが錦」を発売した。

みかんさが錦

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 営業部の山口祐司さんによると、「さが錦」開発のきっかけは、上皇后美智子さまが皇太子妃になった1959(昭和34)年当時、所有する帯やバッグが佐賀の伝統織物「佐賀錦」だったことを知った2代目社長の村岡栄さんが「佐賀錦」をイメージしたお菓子を作ろうと思ったことから。小麦粉・米粉・卵を主原料に、小豆を混ぜ込んだ「浮島」と呼ばれる生地に山芋を入れ、焼き上げたものをバウムクーヘンで挟んだ菓子に仕上げ、1971(昭和46)年に販売を始めた。

 2017(平成29)年4月に新たなフレーバー「お抹茶 さが錦」を発売。2018(平成30)年には、「さが錦」のコンセプトや味を踏襲し、ロールケーキと合わせた「さが錦ロール」、「さが錦」のバウムクーヘンに自家製あんを使ったアイスとミルクアイスの3層に仕上げた「村岡屋アイス」なども展開。2020年10月には発売当時の製法となる、スチームで蒸し上げた「浮島」生地をバウムクーヘンでサンドした記念商品「50周年プレミアさが錦」を発売した。

 今回発売する「みかんさが錦」は、ロングセラー商品「さが錦」に触れる新たなきっかけを作ろうと、昨年11月に発売した「キャラメル さが錦」に続く新フレーバーで、佐賀県産ミカンピールを使い、白あんを合わせ、チョコレートとバウムクーヘンでサンドした。

 山口さんは「前回の『キャラメル』の販売の勢いは、『お抹茶さが錦』の販売当初を大きく上回った。『みかん』の生地やパッケージは明るいものに仕上げた。看板商品を継続して楽しんでもらえるよう、また新たなフレーバーにも挑戦していきたい」と話す。

 価格は、1個=140円(5個入り=700円、8個入り=1,296円)。3月末まで販売する。

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