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佐賀の居酒屋「すいづき」が移転 中央本町から松原・旧「松川屋」内に

居酒屋「すいづき」店主の船津和弥さん(中央)とスタッフ

居酒屋「すいづき」店主の船津和弥さん(中央)とスタッフ

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 居酒屋「すいづき」(佐賀市松原3、TEL 080-7697-3951)が松原神社近くに移転オープンして1カ月がたった。

居酒屋「すいづき」で提供する伊勢エビの造り

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 2016(平成28)年から佐賀中心街の中央本町で魚介を使った料理をメインに提供してきた「酔月(すいづき)」をひらがな読みに改称。江戸時代末期に創業した旧旅館で、増築改修されながら基礎の骨組みは創業当時のままで残されているという「松川屋」の一角に6月3日、新店舗をオープンした。

 店舗移転のきっかけは、新型コロナウイルスの影響による長期間の休業という。移転に当たり、店主の船津和弥さんはランチ営業に対応できるメニューの開発に取り組み、昨年8月から「鯛だし醤油(しょうゆ)ラーメン」の提供を始めた。夜の居酒屋営業もこれまで3,000円~5,000円だった客単価を7,000円~1万円にするため、食材や料理内容をベースアップし、店も雰囲気のある空間に改変。旧店舗は「鯛だし醤油ラーメン」専門店に改めた。

 席数は、カウンター席4席、テーブル席と座敷席合わせて38席。長崎県産伊勢エビを使った刺し身や蒸し料理、フライ、焼き、炙(あぶ)りをはじめ、本カワハギの薄造りなど、九州各地から仕入れた旬の鮮魚を使った料理をメインに提供する。

 船津さんは「以前の店舗からのお客さんに支えてもらい新店舗での営業を始めることができたが、価格帯も含め新たな店をゼロから作り上げていくつもり。今後、歴史ある建物を生かし、人が集まる仕組みを作り、まちづくりに貢献したい」と意欲を見せる。

 営業時間は18時~22時。月曜定休。

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