学ぶ・知る

徴古館で100周年プレ企画展 重要文化財展示通じ、佐賀鍋島家の歩み紹介

徴古館の創設100周年プレ企画展「佐賀のたから」で展示する「色絵山水竹鳥文輪花大皿」や「色絵椿文輪花大皿」を紹介する主任学芸員の池田三紗さん

徴古館の創設100周年プレ企画展「佐賀のたから」で展示する「色絵山水竹鳥文輪花大皿」や「色絵椿文輪花大皿」を紹介する主任学芸員の池田三紗さん

 佐賀藩主・侯爵鍋島家伝来品の歴史博物館で来年、創設100周年を迎える「徴古館(ちょうこかん)」(佐賀市松原2)で現在、1記念のプレ企画展「佐賀のたから」が開催されている。

[広告]

 同館は、鍋島家12代当主直映(なおみつ)が1927(昭和2)年に開設した佐賀県内初の博物館。開館当初は肥前関係の古文書・古器物を陳列し、現在の県立博物館に当たる役割を果たしたが、1945(昭和20)年に建物接収により閉館。1997(平成9)年に同館の建物が国登録有形文化財となり、1998(平成10)年に公益財団法人「鍋島報效(ほうこう)会」が運営する歴史博物館として展示公開を再開した。

 来年の創設100周年に先立ち企画した今回のプレ企画展は、国指定や県指定の重要文化財をメインとした展示を通じて、佐賀と鍋島家の歩みやつながりを紹介。佐賀県唯一の国宝で、宮廷歌謡「催馬楽(さいばら)」の現存最古の写本「催馬楽譜」、鎌倉〜安土桃山時代の御家人・深堀氏の証文(重要文化財)、1630年前後の中国・景徳鎮窯の磁器「色絵祥瑞(いろえしょんずい)」と、これを忠実に写した有田焼初期の色絵が対で伝来した唯一の作品「色絵山水竹鳥文輪花大皿」(同)、江戸時代前期の古九谷様式から初期鍋島様式への移行期の作品「色絵椿文輪花大皿」(国指定重要文化財)などを展示。文化庁の「令和8年度博物館等所有文化財の公開促進支援事業」の一環でショーケースの一部を新調したほか、鍋島家や同館を4カ国語で紹介するパネルを制作した。

 主任学芸員の池田三紗さんは「皇室や幕府との深いつながりや、幕末期の佐賀・鍋島藩の近代化と先見性などで鍋島家には国宝や重要文化財をはじめ、貴重な美術工芸品や歴史資料が多く集った。これら『鍋島家のたから』、つまり佐賀の歴史を感じることができる『たから』にぜひ触れてほしい」と話す。

 開館時間は9時30分〜16時(入館は15時40分まで)。入館料は300円(中学生以下無料)。月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日休館)。12月20日まで。

佐賀経済新聞VOTE

「ゾンビランドサガLIVE〜フランシュシュ SAGA EXPO 2027〜 in SAGAアリーナ」開催決定記念!フランシュシュで、あなたの推しメンバーは?