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佐賀をイメージするワンプレート「コレゾさがゴハン」 県主催のお試し地域活動から発案

11月3日に開催した「コレゾさがゴハン」の料理イベントに集まった「お試し地域活動」メンバー

11月3日に開催した「コレゾさがゴハン」の料理イベントに集まった「お試し地域活動」メンバー

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 佐賀市在住の吉田誌子(ふみこ)さんが11月から、佐賀をイメージするワンプレートのご飯メニュー「コレゾさがゴハン」の活動を行っている。

佐賀のバルーンにちなんで作った「#コレゾさがゴハン」 球皮の中に鶏そぼろや高菜、カゴはミンチ天で

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 吉田さんは、佐賀県・さが創生推進課が2018(平成30)年から実施する、地域づくり活動を新たに始めるきっかけづくりのイベント「SAGAローカリストアカデミー」で、昨年から、地域づくりの担い手「ローカリスト」を務める。昨年11月、初年度の「ローカリスト」として、佐賀のまちを散歩しながらごみ拾いし、屋外でのご飯を楽しむ「コレゾピクニック!」を企画。約80人が「お試し地域活動」を楽しんだ。本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響で、一緒に「ゴハン」を楽しむ機会をつくりにくい中、それぞれの場所で佐賀をイメージする「コレゾさがゴハン」作りを企画。11月3日からハッシュタグ「#コレゾさがゴハン」を通じてSNSでつながろうと活動をスタート。毎月3日に自宅などで作ってもらう呼び掛けを始めた。

 「コレゾさがゴハン」の定義は、「できれば佐賀の食材を使用し、山と海、平野が広がる佐賀の自然をイメージしてワンプレート盛り付ける」(吉田さん)。当初、佐賀県が生産量全国2位のタマネギを使った「玉ねぎご飯を盛る」ことを条件にしていたが、時期によっては県産タマネギが確保できないこともあるので、定義を改めた。

 12月3日の「コレゾさがゴハン」の日には、趣旨に賛同したカフェ「とまり樹にみのる」(小城市甘木)や「フクシア」(佐賀市大和町尼寺)などが新たに参加し、さまざまなメニューが展開されているという。

 吉田さんは「作ることで改めて佐賀を感じて、離れていてもつながっている喜びを感じることができて、佐賀を好きになるツールとして楽しんでほしい。いつか、皆さんのプレートを集めたマルシェを企画できたら」と話す。

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