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佐賀若手劇団「さわげ」が第6回公演 「花」を武器に戦う2.5次元風舞台

来場を呼び掛ける「FFF ~Flower Film Fiction」出演メンバー

来場を呼び掛ける「FFF ~Flower Film Fiction」出演メンバー

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 佐賀若手劇団「さわげ」の第6回公演「FFF ~Flowers Film Fiction」が2月15日・16日、佐賀県立美術館(佐賀市城内1)で上演される。

稽古を行う「佐賀さわげ」メンバー

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 劇団初の2.5次元風舞台。同隊代表で、主人公・安土信也を演じる鷹巣将弥さんは「初めから狙ったわけではなく、2.5次元風『になった』作品」と笑みをこぼす。「これまでの作品とは一味違うエンターテインメント性の高い作品を上演したいと考えていた。いくつか脚本の候補に目を通した中で、自分たちの思いに一番ぴったりな脚本を選んだら、それが少年漫画のような世界観だった。物語の世界観に合わせて舞台を作り上げていったら、どこか『2.5次元』を感じさせる内容になった」と話す。

 物語の舞台は心に「花」を宿す人々が生きる世界。生まれながらに目には見えないはずの「花」の姿を見ることができる信也が、「花」の持つ力を武器に戦う「花人(はなびと)」たちと出会い、自身も戦いに身を投じるというストーリー。脚本を担当した高尾大樹さんは「物語を作る上で一番心掛けたのは『演劇を初めて見る人も単純に楽しめる作品』にすること。少年漫画のような世界観をベースにしつつ、物語を通じて伝えたいことが舞台上で全て伝わるように、気を配りながら書き上げた」と話す。

 「花人」の一人・秋人役で、今回初めて「佐賀さわげ」の舞台に出演する和泉昌知(いずみまさとも)さんは「『佐賀さわげ』の存在自体は知っていたが、まさかその輪の中に自分が入ることになるとは思わなかった。出演を決めたのは、高校時代からの友人や知人たちがいるという安心感があったから」と話す。「自分にとって4~5年ぶりに『演じる側』として携わる舞台。これまで経験したことのないダンスやアクションも多く、焦りや不安も感じるが、同じくらいやりがいも感じている。これから本番に向けて、自分にできる最大限の『カッコいい』パフォーマンスを作り上げていきたい」と意気込む。

 鷹巣さんは「これまでは主人公を側で支える役が多かったので、初めての主演に身が引き締まる思い。作品全体の良さを決めるのは自分だという面でプレッシャーもあるが、自分が全体を引っ張って過去最高の作品にしてやろうと気合を入れて、最終公演まで駆け抜けようと思っている」と話す。「アクションやダンス、個性豊かなキャラクター、少年漫画のようなストーリーといった、エンターテインメントの『楽しさ』と『カッコよさ』がぐっと詰まった作品。初めて演劇に触れる人にもこれまで『佐賀さわげ』作品を見てきた人にも、見に来てよかったと絶対に感じさせるので、会場に足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 開演時間は2月15日=19時、16日=13時と18時(開場は開演30分前)。チケット料金は一般=3,000円、22歳以下=1,500円、新規(初めて「佐賀さわげ」公演に足を運ぶ人)=2,500円。チケット予約は同劇団の予約フォームより受け付ける。

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