佐賀市ご当地グルメをPRする市民団体「佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ」が11月7日、兵庫県明石市で11月23日・24日に開催される「ご当地グルメでまちおこしの祭典! B-1グランプリin明石」の出展時に披露するシシリアンライスにまつわる寸劇を公開した。
「佐賀市はシシリアンライスdeどっとこむ」出展参加メンバーと佐賀市・秀島敏行市長ら
2011(平成23)年7月からシシリアンライスのPR活動を行う同団体は、2012(平成24)年の「B-1グランプリin北九州」以降、全国の団体が参加する同イベントや・地区別に開催されるイベントに計7回出展参加した。
今回、違った形でシシリアンライスについて親しみを持ってもらおうと、若手劇団「佐賀さわげ」に寸劇でのシシリアンライスのPRを提案。オリジナルの脚本、演出を準備し、出展参加を前に佐賀市の秀島敏行市長らの前で初公開した。
ストーリーは「シチリア島の反逆」と題し、現代の定食屋のキッチンのアルバイトが2000年前のローマ帝国・シチリア島を妄想しているところに極東の都市・邪馬台国(やまたいこく)の吉野ヶ里、現代でいう佐賀県から来たという東洋人から、ヘルシーな料理としてシシリアンライスの紹介を受け料理してみるところから始まる。脚本・演出を担当した「猫舌だけど知覚過敏。」さんは「シシリアンライスの由来は諸説あると聞き、新たな説を作るつもりで思い切ったストーリーを考えた」と話す。
秀島市長は「短い(寸劇の)時間でシシリアンライスのことを楽しく表現してもらって面白かった。あえて言えばシシリアンライスを食べる時の特徴的な食感をもっと細かく表現してもらえるとより良くなると思う」とコメントを寄せた。
団体代表の中島丈晴さんは「予想以上の寸劇で、市長はじめ見てもらった人の評判は上々だったので、B-1グランプリのステージでも多くの方に見てもらいたい。手前みそだが、団体活動やB-1グランプリへの出展を続けてシシリアンライスの認知が上がり、佐賀のグルメとして店のメニューに採用されたり、家庭などで作っている方が増えたりしている印象がある。これからも認知が下がらない程度に面白いPR方法を考えていきたい」と話す。