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佐賀・警察通りに「國酒 かるま」 一軒家を改装、日本酒に合わせた料理提供

(右から)「國酒 かるま」店主の溝田亘洋さん、スタッフの渡邉岳夫さん

(右から)「國酒 かるま」店主の溝田亘洋さん、スタッフの渡邉岳夫さん

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 日本酒居酒屋「國酒 かるま」(佐賀市兵庫北3、TEL 0952-20-5353)が警察通り沿いにオープンして、7月16日で2カ月がたった。

「國酒 かるま」入り口に並ぶ日本酒

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 福岡県出身の溝田亘洋さんが自身の日本酒好きを生かして、日本酒メインに料理と合わせて楽しんでもらう店を5月16日に開いた。溝田さんは学生時代から飲食に関わり、20代は鮮魚店で働きながら飲食店に勤め、直近では佐賀市内の居酒屋に勤めていた。コロナ禍で、勤めていた居酒屋のスタッフを続けることが難しくなったことをきっかけに、以前からの夢だった自身の店を開くことを決めた。飲食店仲間の渡邉岳夫さんに独立の報告をしたところ、渡邉さんが愛敬通りで営業してきた日本酒専門の和酒専門の角打ち店「傳庵」を閉店し、スタッフとして加わることになったという。

 店舗物件は、これまで住居として使われてきた一軒家を改装。これまで勤めてきた飲食店の関係者から「目指す店のコンセプトに合うのでは」と紹介を受け、キッチンを厨房(ちゅうぼう)に改装したが、客席として使う板の間や和室2部屋はほぼそのまま生かし、カウンター、テーブル席、座敷席を用意した。席数は20席。

 店内には、溝田さんがこれまでの日本酒の蔵元や地酒店との10年以上の付き合いを通じて入手する、「一般では購入が難しい」という銘柄を含む日本酒約100種類を用意。溝田さんがほぼ毎日午前中に6軒の鮮魚店と佐賀・福岡の野菜生産者を回って入手した食材を使い、来店客との会話の中で好みを把握したうえで調理して提供する。客単価は、コースメニューとお酒=1万円ほど、アラカルトとお酒=7,000円~8,000円ほど。

 溝田さんは「お客さんの中には居心地の良さを感じてもらっているのか、開店から閉店まで店で過ごしてもらう人もいて、日本酒と料理、それぞれのいいものをカジュアルに楽しんでもらいたいと思う私たちにとってうれしい。店に来たことを家族や周囲に自慢したくなる店を目指し、サービスを追求していきたい」と話す。

 営業時間は18時~23時(ラストオーダー)。日曜・祝日定休。

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