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佐賀駅南口からの道路車線減へ 歩道広げ佐賀駅前交流広場と一体活用目指す

佐賀駅南4車線道路リニューアルに先立ち、単管バリケードなどで先行して車線減を行った

佐賀駅南4車線道路リニューアルに先立ち、単管バリケードなどで先行して車線減を行った

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 佐賀駅南口から駅前交番西交差点までの道路の車線を減らし、佐賀駅前交流広場と一体的に活用できる歩道空間を整備するための工事が3月末に始まった。

佐賀駅南4車線道路リニューアル工事箇所歩道に掲示する完成予想図

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 佐賀市は市の玄関口・佐賀駅周辺地区の魅力向上と中心部の南北軸強化を図るため、2017(平成29)年3月、「佐賀駅周辺整備構想」を策定。2019(平成31)年4月には駅前広場や周辺道路の整備内容を示した「佐賀駅周辺整備基本計画」も策定し、昨年11月までに北口駅前広場と南口駅前広場の整備を完了。佐賀駅からSAGAサンライズパークに向けて北へ伸びる市道三溝線も段階的に整備を進めている。

 一方、佐賀駅南口から駅前交番西交差点までの道路「県道佐賀停車場線」を管理する佐賀県は、SAGAサンライズパークから佐賀駅を経由し、人の流れを駅南側の中心市街地や城内エリアへと導き、まちの回遊性を高めるため、この道路の整備を決めた。決定に先立ち昨年10月、県のまちづくり課が主催する社会実験「佐賀駅南テラスチャレンジ」で道路の車線の数を減らし、民間事業者の出店やテラス席への活用を行った。

 今回のリニューアルは、道路を4車線から2車線に減らす代わりに道路東側の歩道幅を現在の4.5メートルから11.5メートルに広げ、車道側にはベンチを、建物側の軒先には沿道の店舗がテラス席を設置し、屋台などの仮設店舗を出店できるスペースを設けるほか、歩道内にイチョウ並木を整備するという。工事に先立ち今年1月からそれぞれの車線中央側を単管バリケードで囲うなどして車線を2車線に減らし、中央分離帯のクスノキ9本を伐採、県内他所に移植した。

 整備完了時期は未定。

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