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佐賀の菓子店「まるいち」が補食用あんこ飲料 プロ選手からの相談で商品化

補食・行動食用あんこ飲料「餡MMu」をアピールする「菓心 まるいち」企画マーケティング室・市丸翔大室長

補食・行動食用あんこ飲料「餡MMu」をアピールする「菓心 まるいち」企画マーケティング室・市丸翔大室長

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 佐賀の菓子店「菓心 まるいち」(佐賀市鍋島町鍋島、TEL 0952-33-3901)が11月27日、補食・行動食用あんこ飲料「餡MMu(あんむー)」を発売した。

あんこ飲料「餡MMu」を口にするプロ車いすテニスプレーヤー・大谷桃子さん

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 1950(昭和25)年に餅屋として創業し、和生菓子を中心に商品展開する同店。補食・行動食用あんこの開発のきっかけは約2年前、佐賀県を活動拠点とするプロ車いすテニスプレーヤー・大谷桃子さんから「あんこを海外遠征に持っていきたい」との相談を受けたことから。以前から同店の和菓子を購入していたという大谷さん。和菓子をスポーツ時の補食として食べられるようにと当初、同店が販売する「あんこの瓶詰め」を遠征に持って行ったが、持ち運びには重く、割れる懸念があることから、持ち運びやすく、気軽に食べられ、常温保存ができる」よう、あんこをパウチに詰めた商品を開発した。

 企画マーケティング室の市丸翔大室長は「パウチの素材や口のサイズ、食味チェックなど、何度も検証を重ね、『試合前に小腹が空いたが、満腹にはなりたくない』『早朝から食欲が出ないが何か口に入れておきたい』など、スポーツの場面だけでなく、手軽に小腹を満たせるあんこに仕上がった。昨今、若者の和菓子離れや歳暮・中元市場の縮小など和菓子業界を取り巻く環境が厳しくなる中、『あんこの可能性の追求』をテーマに掲げ、これまでの和菓子では提供できていなかった新たな価値を見つけていきたい」と意欲を見せる。

 価格は8本3,149円~(1本あたり100グラム)。来年1月30日まで、マクアケで販売する。

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