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佐賀の古着店「センヤイチバ」がセルフ会計導入 無人化、24時間営業目指す

古着店「センヤイチバ」店内レジ横に設置されたセルフ清算ポスト

古着店「センヤイチバ」店内レジ横に設置されたセルフ清算ポスト

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 佐賀・南部環状線沿いの古着店「センヤイチバ」(佐賀市本庄町、TEL 0952-29-1317)が11月26日、セルフ会計を導入し、リニューアルオープンした。

古着店「センヤイチバ」店内

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 佐賀で飲食店「ステーキまる」などを手がけるアンジェルクス(同)が2002(平成14)年から運営し、2008(平成20)年に古民家を改装した現在の場所に移転した、服や雑貨を扱う女性向け店舗。コロナ禍による来店客数減少に対応するため、昨年1月に店名を「ベリンダ」に改め、商品点数を減らし、通路を広げ、試着室を広くするなど工夫を重ねた。

 リニューアルのきっかけは、首都圏を中心に無人の古着店の出店が増えていることを知ったことから。千住英正社長は「今後、スタッフ確保がますます厳しくなっていく中で、店舗運営の効率化の一つとして先手を打ちたい」とリニューアルを決めた。店名を再び「センヤイチバ」に戻し、古着の点数もこれまでの1.5倍の1500点に増やし、小物も約500点そろえた。精算ではポストに代金を投入する「セルフ会計」を導入し、会員割引などの対応は引き続きスタッフが行うものの、スタッフの人数を減らした。当初、無人精算機の導入を目指していたが、会員割引対応できるものが予算に合わなかったため、いったんは導入を見送ったという。

 千住社長は「無人店舗を目指す実験店舗としてのリニューアルとなったが、無人化に必要なシステムコストとのバランスを見ながら、いろいろと試してみたい。今後、店に隣接する事務所スタッフが、直接対応が必要な時のみ店に向かう形でさらに効率を高める実験や、深夜帯を完全無人にする『24時間営業』を目指す実験もしていきたい」と話す。

 営業時間は10時~19時。

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