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佐賀の貸衣装店が着物生地で作ったマスク 着用長期化でコーディネートに合うものを

着物生地で作ったマスクを着用する「二葉」社長の荒川国子さん

着物生地で作ったマスクを着用する「二葉」社長の荒川国子さん

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 貸衣装店「スタジオツーリーフ」(佐賀市川原町、TEL 0952-37-1570)が現在、着物生地で作ったマスクを販売している。

「スタジオツーリーフ」などで販売する着物生地で作ったマスク

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 1948(昭和23)年創業、美容室や貸衣装などを手掛ける店舗を佐賀市与賀町と「ホテルニューオータニ佐賀」(与賀町)で運営する「二葉」が、近隣で長く貸衣装を手掛けていた「村山」の店舗を引き継ぎ、昨年4月から「スタジオツーリーフ」として営業している。

 社長の荒川国子さんは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によるマスク不足から、小学校時代からの友達が作っているマスクで役に立てればと3月中旬に販売を始めた。当初はガーゼのマスクからレース、綿生地の無地や花柄、今治タオルガーゼ、キッズ用と要望に合わせてラインアップを増やし、紹介ホームページも作り、選んでもらいやすくしてきた。

 新型コロナ対応の長期化で、今後、服装や場面に応じてマスクを求める方もいるだろうと、店が持つ着物や浴衣など衣装生地を使ったマスクを4月23日から新たに加えた。

 ラインアップは浴衣の藍染めや和柄(1,300円~1,600円)、染めの着物の「絞り」、紬(つむぎ)、大島(以上5,000円)。荒川さんによると、ほとんどが一点もので他の人と被ることがなく、綿100%で通気性も良く、洗うとふわっと仕上がり、風合いが出てくるので長く使ってもらえるという。

 荒川さんは「『美しくあることで健康を守る』という当社のテーマに即したマスクが作れた。洋服のコーディネートに合わせて着用したいと何枚も買ってもらった方もいた。『とにかくマスク不足』だった頃に比べると駆込み的に買いに来られる方は減ったが、マスクとは長い付き合いになると思うので、その中で、着物文化を知ってもらうきっかけにもなれば」と話す。

 「スタジオツーリーフ」と「ビューティック二葉」、インターネットで販売する。

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