二輪ライダー向けの簡易宿泊施設「ライダーハウスさが」（佐賀市天神2）が、佐賀駅南にオープンして2カ月がたった。

「ライダーハウスさが」のシングルルーム

　記念誌や会報などの印刷物のデザイン制作などを手掛ける「弘文社」の2階を改装し、今年1月にオープンした。同社社長の片倉鉄矢さんは、30年ほど前にツーリングを楽しんでいたという「リターンライダー」で、現在は仕事での移動にバイクを利用する。オートバイライダーやサイクリストの利用を想定し、できるだけ安価に泊まれる施設を目指したという。

　客室は、シングルルーム3室、セベラルルーム1室。シャワールームや洗面台、トイレ、キッチン、リビングは共用。ライダー向けにエアコンプレッサー、オートバイ用電気製品などのテストや修理の際に使用する「安定化電源」、充電器、自転車駐輪するスペースを屋内に設置する。

　片倉さんは「佐賀は、ライダーにとって西九州周遊の拠点として非常に便利で、長崎、熊本、福岡、大分と、どこに行くにも絶好の位置。ライダー以外でもトレイルラン参加者の前泊に利用してもらった。隣にコンビニ、向かいにコインラインドリー、歩いて行ける飲食店も多数ある。宿泊したライダー同志での情報交換も生まれれば」と話す。

　料金は、シングルルーム＝1泊2,500円、セベラルルーム＝2人まで1泊5,000円、1人追加ごとに1,000円増し。掛け敷き布団・枕・シーツセットの貸し出しは有料（500円）。