佐賀県が食の魅力を発信する超短尺のアニメ「23時の佐賀飯アニメ」の原画展が現在、佐賀県庁(佐賀市城内1)展望ホールで開催されている。
「23時の佐賀飯アニメ」監督・藤本さとるさんインタビューを紹介するパネル
県広報広聴課・情報発信プロジェクト「サガプライズ!」が、新型コロナウイルス感染症の影響で観光客の減少などで打撃を受けている県内の生産者や飲食店などを応援しようと制作したアニメ。2月15日から24日の毎日23時、「伊万里牛ハンバーグ」「嬉野温泉湯どうふ」「シシリアンライス」「呼子のイカ」「竹崎カニ」「佐賀牛」「北方ちゃんぽん」など1日1食材を紹介した。ツイッターに公開した全ての本編動画がそれぞれ5万回以上再生された。初日に公開した「竹崎カキ」は33万回以上再生され、9000以上のリツイートと1万5000以上のいいねを集めた。
「サガプライズ!」の永尾早紀さんによると、アニメーターが一枚一枚繊細に書き込んだ同アニメの原画を通じて作画の技術力の高さを実感してもらい、描かれた佐賀飯の特長をより魅力的に感じられる場を作りたいと、県内へのフィードバックの一環として原画展を実施することに決めたという。
会場では、原画100枚、紹介した食材やアニメのこだわりを解説するパネル、アニメーション監督・藤本さとるさんインタビューを紹介するパネル、ツイッターで配信したアニメ動画や特別コンテンツ動画などを再生するコーナーも用意する。
永尾さんは「県庁展望ホールにはツイッターを利用されていない方も来場されると思うので、広く多くの方に『23時の佐賀飯アニメ』に触れてもらえる機会になれば」と話す。
展示時間は10時~17時(土曜・日曜は20時まで)。入場無料。3月29日まで。