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佐賀・まるいちが県産果実使った「佐賀ぜりぃ」 定番ゼリー生かし新ブランド

「佐賀ぜりぃ」をPRする「菓心 まるいち」工場長の市丸剛さん(右)、営業主任の市丸翔大さん(左)

「佐賀ぜりぃ」をPRする「菓心 まるいち」工場長の市丸剛さん(右)、営業主任の市丸翔大さん(左)

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 菓子店「菓心 まるいち」(佐賀市鍋島町鍋島、TEL 0952-33-3901)が7月5日、県産フルーツ使った「佐賀ぜりぃ」の販売を始めた。

「佐賀マンダリン」「クレメンティン」「いちごさん」の3種類のフルーツで展開する「佐賀ぜりぃ」

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 オレンジと早生(わせ)ミカンを交配した「佐賀マンダリン」の果肉と果汁を使ったゼリーで、2017(平成29)年の「全国菓子大博覧会」で観光庁長官賞を受賞した同店のロングセラー商品「佐賀マンダリンゼリー」。販路拡大を目的に昨年、「さが県産品流通デザイン公社」が主催した「ブラッシュアップ支援事業」に応募し、事業者選定を受けて新たなコンセプトの商品を開発した。営業主任の市丸翔大さんは「『みかんの貴婦人』と称される『佐賀マンダリン』の新鮮な果肉と、ゼリーのサラっとしたさわやかな口当たりが特徴で評価は高いが、パッケージに使用する紙が破れやすいなど、当店以外での展開が難しかった。今後、首都圏の高級スーパーなどでも取り扱ってもらえるような商品を目指した」と話す。

 今回、「佐賀マンダリン」だけにとどまらず、県産果実などを幅広く使った展開を目指して商品名を「佐賀ぜりぃ」とし、県の代表的な工芸品「有田焼」の絵付けをイメージさせるデザインパッケージに仕上げた。

 ラインアップは、これまでのゼリーと同様の「佐賀マンダリン」に加え、田島柑橘(かんきつ)園(太良町たら)が生産し、甘さと香り、爽やかさが特徴のミカン「クレメンティン」、佐賀県産イチゴの新品種「いちごさん」の3種類。工場長の市丸剛さんは「『クレメンティン』の優しい味の果肉はもちろん、皮にも風味があふれている。『いちごさん』はぜひ食感を楽しんでもらいたい」と話す。

 翔大さんは「発売当初は、材料の兼ね合いでセット販売からの展開となるが、いずれ単品販売ができるよう体制を整え、首都圏などでも手にしてもらえる場を増やしたい。『佐賀ぜりぃ』のコンセプトに合うラインアップを増やしていきたい」と話す。

 価格は、3個入り=850円、6個入り=1,780円、9個入り=2,670円(以上、税別)。同店とインターネットで販売する。

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