佐賀の和菓子店「村岡総本舗」(小城市小城町、TEL 0120-358-057)が5月1日、寒天を使用した夏季限定の和風ゼリー「祇園川」の新商品「ざくろ」と「タピオカ」の販売を始めた。
「村岡総本舗」夏季限定の和風ゼリー「祇園川」の新商品「ざくろ」と「タピオカ」
同社が30年以上販売する夏季の定番商品で、環境省「名水百選」に選定された清水川の本流で、本店の目の前を流れる祇園川から名付けた。毎年7種類前後を販売し、2種類を新たなラインアップに加えている。現在のラインアップは、「梅」「グリーンレモン」「アルメロ」「青梅」(以上270円)、ホタルが光っている様子を栗と黒豆で表現した「ほたる」(378円)、自然農法のバナナを原料にした「芭蕉(ばしょう)」、祇園川の水面に映る月をクリで表現し、その間にようかんをかたどった真鯉(まごい)と緋鯉(ひごい)が泳いでいる「鯉(こい)」(以上432円)。
初めて展開する「ざくろ」は、昔懐かしいザクロの風味で上品に仕上げた。過去に竿(さお)状で販売したことがあるという「タピオカ」は、ココナツミルク風味のタピオカパールをちりばめている。
村岡由隆副社長は「ドリンクにあるようなモチモチ感はないが今でも話題になることが多い『タピオカ』と、健康も意識した『ざくろ』のラインアップで、これから暑くなる夏を乗り切るための一つに、この涼やかなお菓子が役に立てればと思う。新型コロナウイルス感染症で大変なところだが、おいしい菓子を食べて頑張ろうと思ってもらえるよう努めていきたい」と話す。
価格は324円。同社店舗で販売する。電話、メール、ファクスで通販にも対応する。