![「ハルレンジャー」(中央)と「なつレンジャー」(左)](https://images.keizai.biz/saga_keizai/headline/1574380889_photo.jpg)
佐賀の新たなご当地ヒーロー「ハルレンジャー」が11月9日、チャリティーイベント「いじめ撲滅チャリティプロレス大会」でのヒーローショーでステージデビューした。
ハルレンジャーを演じるのは佐賀市在住の中学2年生・ハルさん。生後すぐに発症したくも膜下出血の後遺症で発達の遅れがあることが判明したが、体を動かすことが好きで、テレビで見た戦隊キャラクターの動きをモノマネするなどに興味を抱くようになったという。
各地のヒーローショーに頻繁に足を運び、佐賀のご当地ヒーロー「なつレンジャー」に弟子入り。なつレンジャー主演のショーに敵役として出演して演技の経験を積んできた。ハルさんの「自分でヒーローショーをやってみたい」との希望を実現するため、両親ら支援者が「Team ハル」を結成、今回、同イベントへの出演が決定した。
同イベントは11月9日に鹿島市民体育館(鹿島市高津原)、10日に佐賀市立神野小学校(神野西2)で開かれ、ハルさんは自ら台本を書き「ハルレンジャー」としてリングに上がり、悪者たちを退治するパフォーマンスで子どもたちなど観客の拍手喝采を浴びた。16日には佐賀市中心街の「656(むつごろう)広場」(呉服元町2)でのイベント「ゆめさが大学 秋 やってみよう祭」になつレンジャーと共に登場、綱引き大会などに参加し師弟の「初共演」が実現した。
ハルさんの母親は「多くの方にサポートしてもらいヒーローとしてデビューできたことに感謝している。『戦隊ヒーローのテレビ番組への出演』の夢への第一歩を踏み出した。ハルレンジャーとしての活動をこれからも応援していきたい」と話す。