佐賀市の菓子店「鶴屋」(佐賀市西魚町1)が10月8日、エネルギー補給ようかん「YOKANGO」の販売を始めた。
営業部長の堤一博さんによると、ようかんの原型は古くから禅宗の精進料理の中では肉に変わる貴重なエネルギー源になっており、江戸時代に現在の形になった後は保存食として最近ではスポーツやアウトドアの場の栄養補給の一つとして食べられていることを知り、今回和菓子版のエナジーフードを開発したという。
同商品はようかんのおいしさに加え、江戸時代から生薬を販売する「野中烏犀圓(うさいえん)」(佐賀市材木1)が成分監修に協力し、高麗人参エキス、ヤマノイモエキス、冬虫夏草などの漢方生薬成分や、ビタミン、アルギニンなど伝統的な薬効成分を配合し、エネルギー補給食として仕上げた。
堤さんは「創業380年の当社と創業393年の野中烏犀圓が組み、栄養を追求したようかんを作った。スポーツやアウトドアシーンでのエナジー補給や、夜のクラブなどでも手にしてもらいたいと考えている。朝、エナジードリンクを飲むように、朝、『YOKANGO』を食べてもらえるとうれしい」と話す。
価格は1個238円。同店とホームページで販売する。