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佐賀の菓子店「鶴屋」がオランダ仕込みのワッフル発売 菓子に合う嬉野茶も

新商品をアピールする鶴屋菓子舗スタッフの西村香朱美さん

新商品をアピールする鶴屋菓子舗スタッフの西村香朱美さん

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 鶴屋菓子舗(佐賀市西魚町)が9月1日、新商品「鶴屋のストロープワッフル」と「鶴屋のお茶」を発売した。

「鶴屋のストロープワッフル」と「鶴屋のお茶」

 1639年創業、佐賀の代表的銘菓「丸ぼうろ」を最初に製造、販売したことでも知られる同店。営業部長の堤一博さんによると、江戸時代にオランダ人から丸ぼうろの製法を学んだ歴史があり、昨年、約330年ぶりにオランダで現地の職人から菓子作りの指導を受けた。オランダで約1800年の歴史を持つ伝統菓子「ストロープワッフル」に和の要素を取り入れた独自のお菓子を作ることを目指した。

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 本場のストロープワッフルは、ワッフル生地にキャラメルシロップを挟んでいるが、試行錯誤の末、日本人になじみ深い餡(あん)バターを入れることで、和の風味を醸し出すことに成功。オリジナルのストロープワッフルが出来上がったという。

 オランダではダッチカフェでコーヒーや紅茶をたしなみながらストロープワッフルを味わう風習があることから、「日本でも同じことができないか」と、日本茶とセット販売することを考案。嬉野市の若手茶業者が立ち上げたブランド「EN TEA(エンティー)」と共同で新たなお茶を開発した。ストロープワッフルの味に合うように、入念に茶葉を選び、テイスティングを繰り返した結果、すっきりとしたうま味の「鶴屋のお茶」が完成。嬉野茶とのコラボレーションが実現した。

 堤さんは「お茶を注いだカップの上にストロープワッフルを載せると、中の餡がとろりと溶け出し、より一層おいしく食べてもらえる」と話す。

 「肥前さが幕末維新博覧会の開催で地元が盛り上がる中、幕末期の佐賀の近代化に影響を与えたオランダをルーツに持つストロープワッフルを、明治維新150年の節目の年にリリースできたのは光栄なこと」と胸を張る堤さん。「時代を超えて再び当店で生まれたオランダ仕込みのお菓子が、佐賀の新たな銘菓になれば」とも。

 価格は、「鶴屋のストロープワッフル」=1,211円(7枚入り)、「鶴屋のお茶」=1080円、セット=2,500円。店舗とウェブサイトで購入できる。

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