佐賀県は7月4日、県内で7月27日~8月1日に開催する「第43回全国高等学校総合文化祭(2019さが総文)」に合わせて、高校箏曲部を舞台とした漫画が原作のテレビアニメ「この音とまれ!」とコラボレーションを行うと発表した。
各都道府県を代表する高校生が全国から集まり、美術作品の展示や演劇・音楽の舞台発表などの芸術・文化を披露する高校の文化の祭典。「2019さが総文」では、箏曲を演奏する「日本音楽部門」など23部門の部門大会を開催する。
漫画「この音とまれ!」は、廃部寸前の時瀬高校箏曲部を立て直し、全国大会を目指す高校生たちの青春を描いた作品。テレビ放送されているアニメでも箏曲部が全国大会を目指して活動していることから、この音とまれ!製作委員会から「2019さが総文」を盛り上げたいと相談があり、コラボが決まったという。
コラボでは、「2019さが総文」に合わせて、主人公の「久遠愛(くどおちか)」、箏(こと)の天才少女「鳳月さとわ」、箏曲部部長の倉田武蔵(たけぞう)の3人と、「2019さが総文」の大会マスコットキャラクター「あさぎちゃん」が描いたミニキャライラストパネルを、箏曲の演奏がある日本音楽部門の会場となる武雄市文化会館(武雄市武雄町武雄)で展示するほか、アニメ出演キャストからのコメント動画公開やフライヤーの配布を行うという。
佐賀県全国高総文祭推進室の担当者は「『文化部のインターハイ』とも呼ばれる『さが総文』に全国から高校生が集まるが、『この音とまれ!』とのコラボきっかけでも多くの方に佐賀での文化祭に足を運んでほしい」と呼び掛ける。