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佐賀・中央本町に複合ギャラリー バーと一体、新たな文化発信地目指す

「Alternative Space & Bar 417」のバースペース

「Alternative Space & Bar 417」のバースペース

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 佐賀市中心街に1月29日、ギャラリースペースを併設した新しいスタイルのバー「Alternative Space& Bar 417(オルタナティヴ・スペース・アンド・バー・417)」(佐賀市中央本町)がオープンする。

「Alternative Space & Bar 417」のギャラリースペース

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 佐賀市内で飲食店、ライブハウス、音楽スタジオを運営し、「佐賀城下Jazz Festival(ジャズフェスティバル)」など音楽イベントを手掛ける「ビー・シャッフル」(佐賀市白山2)が、系列店「Riff(リフ)」が入居する古民家の2階に新たに開いた同店。社長の吉田由美子さんは「民家の奥の手つかずの部屋を改装したことで、美術品の展示が可能な広い店舗面積を確保することができた」と話す。

 「オルタナティヴ・スペース」は、旧来の美術館や画廊とは異なる、アート作品の制作や発表が行われる空間=スペースのことで、近年では展示スペースを抱えたカフェや飲食店が増え、倉庫や家屋などの既存の建物をリサイクルしたものが多いという。「夜に飲食を楽しみつつ美術鑑賞ができるバー」というコンセプトを打ち出した吉田さんは「従来の展示会は、日中に開館されるケースがほとんどで、その時間に仕事をしている人は訪れることができない。そこで、夕方から夜間にギャラリーを開館することで、美術作品を鑑賞する機会が生まれ、アーティストにとっては新たなファン層の開拓につながる」と期待を込める。

 店舗のバースペースは、カウンター7席、4人掛けテーブル4台16席を設置し、ウイスキーや各種カクテル、日本酒などを取りそろえるほか、イタリア料理を中心としたフードメニュー構成とした。ギャラリースペースは、作品展示だけでなく、音楽コンサートや講演なども開催できるように音響設備をそろえ、白く塗られた壁はスクリーンとして使用できるプロジェクター素材とし、映画など映像作品の上映にも対応するという。

 吉田さんは「ギャラリーはスペースレンタル料ではなく作品などの売り上げ30%をいただく形を取った。アーティストには低リスクだと思うので、個展開催に名乗りを上げてほしい。芸術を通した市民の出会いと交流の場として新たな創造が生まれる可能性もあり、佐賀の新たな文化発信地を目指したい」と話す。

 営業時間は17時~24時。

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