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佐賀で「仕事」テーマにリレートーク 県庁職員が「公務員を目指したわけ」語る

トーク中、公務員を目指すきっかけとなった地元鹿児島への愛を語る池田さん

トーク中、公務員を目指すきっかけとなった地元鹿児島への愛を語る池田さん

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 古民家シェアスペース「ペペんち」(佐賀市赤松町)で1月26日、リレートークイベント「おしごと名鑑100つなぎ vol.3」が開催され、佐賀県庁さが創生推進課の池田康朗さんが講演を行った。

 「子どもたちだけでなく、大人も一緒に職業と生き方について学ぶ会」をテーマに、「ペペんち」オーナーの吉田誌子さんが2018年11月に1回目を企画。毎月1回開催し、今回が3回目となる。「スピーカー」として呼ばれた登壇者が次回の「スピーカー」を指名する仕組みで、前回、第2回の「スピーカー」だった小城市の家具店店主で建築士の野口龍司さんから指名を受けて池田さんが登壇した。

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 吉田さんは「鹿児島県庁職員で現在、佐賀県庁に出向で来ている池田さん。野口さんの紹介で、彼が佐賀のために熱い志を持って活動していることや、県庁職員には珍しい経歴を持っていると知って、自分も興味深く感じた」と話す。

 池田さんは「なぜ僕は公務員になったか」をテーマに約110分にわたって話した。前半は、高校生のときに自分の将来をイメージできずに悩んだこと、大学でさまざまな友人と遊ぶようになり交友関係が広がったこと、公務員試験での挫折や一度就職した銀行での失敗や違和感など、「周囲の意見やその時の状況に流されて生きてきた」(池田さん)という半生について笑いを交えながら話すと、池田さんのことをかねて知っているという参加者からは「今の池田さんからは想像できない」と驚きの声が上がった。

 後半は、銀行に勤める中で感じた「本当に銀行でいいのか」という違和感と、そこから銀行を辞め公務員を目指すまでについて語った。「ずっと憧れていた父親が公務員として働いていたのもあって、幼い頃から公務員という職業に興味はあった。加えて、自分が本当にやりたいことについて考えたとき『地元鹿児島に残って、大好きな家族や友人、自然とともに過ごしたい』という思いが真っ先に思い浮かんだ。その2点が決定打となり、銀行を辞めて公務員を目指そうと決めた」と当時を振り返った。終了後に質疑応答の時間が取られ、参加者からは「もし今県庁以外の仕事に就くとしたら」「民間企業で転勤しながら働くことについてどう思うか」などさまざまな質問が飛び出した。

 池田さんは「最初に話を受けたときはとてもうれしく、自分の思いをどうやって伝えようか、話題の持っていき方やスライドの文を考えながらわくわくしていた。実は『自分で大丈夫か』など不安な気持ちが湧いてきたのは本番が近くなってきてから。それでも、相づちや笑いを入れながら話を聞いてくれる和やかな雰囲気のおかげで、自分の伝えたかった思いを全部出し切れたように思う。佐賀にいるのは今年の3月までだが、このような機会に恵まれてよかった」と笑顔を見せた。

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