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佐賀駅近くのゲストハウス「葉隠」が2号店 築50年のビル6室を客室に改装

「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE 2号店」の客室

「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE 2号店」の客室

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 宿泊施設&バー「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE(葉隠=はがくれ)」が8月15日、佐賀駅北に個室タイプの2号店(佐賀市神野東2)をオープンした。

「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE 2号店」のソファベッド

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 葉隠は、国際協力・国際交流事業などに取り組むNPO法人「地球市民の会」事務局長の岩永清邦さんが中心となり2017(平成29)年4月にオープンしたドミトリータイプのゲストハウスで、飲食店として使われていた木造2階建ての建物を改装。1階には、夜は「Sake Bar」としても営業するコミュニティースペース、2階には6畳の和室と男女別、相部屋のドミトリーを備える。岩永さんによると、コロナ禍前までは宿泊客の半数以上が海外からの観光客で、佐賀観光の拠点の一つになっていたという。

 今回オープンした2号店は、1号店から約500メートルの距離にある3階建てビルの2階と3階。築50年のビルの2階・3階、計6室を家族向けに賃貸していたが、この20年は入居がほとんどなく、特に夜の人けがないことから改善が必要になっていたという。ビル所有者と岩永さんが国際交流関連の活動でのつながりから、貸室の活用について相談があったことから、活用方法を検討。6室全てを宿泊用の客室に改装し「葉隠」の2号店にすることを決めたという。岩永さんは「住居として生かすには、50年前基準で少々狭さや天井の低さも感じたので、1号店とは性格の違う宿泊施設にすることで価値を高めることを考えた」と振り返る。

 客室には、ダブルベッド、ソファベッドを用意し、1部屋最大4人の宿泊が可能。キッチンには冷蔵庫や電子レンジ、電気ケトル、IH炊飯器や調理器具、食器などを用意。長期滞在も想定し、脱衣室には洗濯乾燥機を備えた。併せて、オンラインチェックインを採用し、客室への入退室をスマートフォンで完結できるようにした。

 岩永さんは「コロナ禍で増えた個室希望の宿泊客や家族連れに対応できるようになったので、今後の海外からの来訪増加に向けて、再度、佐賀の観光の拠点を目指していきたい」と話す。

 宿泊料金は、1室1泊当たり、1人=8,000円、2人=1万6,000円、3人~4人=2万円(9月15日までは、1人=7,200円、2人=1万4,400円、3人~4人=1万8,000円)。

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