佐賀県が12月15日、声優の梶裕貴さん・石川由依さんを起用し「佐賀海苔(のり)」をPRする「佐賀海苔主役祭り」の漫画動画を公開した。
「佐賀海苔主役祭り」漫画動画の声優に梶裕貴さん・石川由依さんを起用した
県広報広聴課・情報発信プロジェクト「サガプライズ!」の一環。県によると18年連続で生産量・販売金額ともに日本一を誇る「佐賀海苔」をテーマに取り上げる。新型コロナウイルスの影響で、コンビニで販売されるおにぎりの消費や飲食店での提供機会の減少で、全国的にノリの消費量が落ち込んでいるという。改めて「佐賀海苔」の魅力を伝え、生産者や販売店などの応援につなげたいと、食卓の引き立て役と思われがちな「佐賀海苔」を「主役」とするプロジェクトを企画。「佐賀海苔」と全国46都道府県のご当地食材を擬人化し、さまざまな調理法による「食べ合わせ」を表現する妄想グルメ漫画を15人の漫画家が46本制作し、12月9日に公開。今回、グルメ漫画の中から8作品を漫画動画化し、ツイッターなどで公開した。
公開した動画は、「北海道編」としてバターと組み合わせた「ノリドロイド」、「秋田県編」としていぶりがっこと組み合わせた「社長 佐賀海苔男」、「千葉県編」としてしょうゆと組み合わせた「体藻☆プリンス」、「石川県編」として金沢カレーと組み合わせた「NORINO BLUES」、「奈良県編」として奈良漬と組み合わせた「ただいま、のり君なら君」、「高知県編」としてカツオと組み合わせた「ぱりぱり様がついてくる」、「広島県編」としてカキと組み合わせた「牡蠣(カキ)飯大戦~仕組まれた海苔~」、「福岡県編」としてめんたいこと組み合わせた「この恋、ノリじゃないから。」。
「サガプライズ!」の永尾早紀さんは「漫画動画では、『佐賀海苔』が体操選手として「主役になりたいんだ」と茶椀の上で大技を披露したり、ビジネスマンとしてM&Aを結んだり、時には磯の香りで女性を癒やしたり、相棒の食材を助ける大将軍になったり、幼なじみを思わずキュンとさせる恋愛物語もある。『佐賀海苔』の多彩な『食べ合わせ力』で展開される妄想ストーリーがそろった漫画動画を楽しんでもらい、今度は『佐賀海苔』を『主役』として味わってほしい」と話す。