「2020フィンランドフェア」が12月12日・13日、佐賀県立男女共同参画センター・佐賀県立生涯学習センター「アバンせ」(佐賀市天神3)、「どんどんどんの森」(同)で開催される。主催は佐賀県。
「フィンランドフェア」での「テントサウナ」体験(昨年の様子)
佐賀県では、東京オリンピック・パラリンピックホストタウン相手国の一つで「世界一幸福な国」といわれるフィンランドの文化の魅力を伝えるイベントを昨年初開催した。多くのフィンランドファンが訪れるなど好評だったため、2回目の今年は、新型コロナウイルス感染対策を講じた上で昨年よりも広い会場で開催する。
「アバンセホール」では両日、フィンランドの伝統楽器「カンテレ」を演奏する女性フォークソングバンド「KARDEMIMMIT(カルデミンミット)」のライブとメッセージ(VTR出演)や、日本人カンテレ奏者・あらひろこさんのコンサートを開催する。講演・トークショーは12日14時30分から、フィンランド大使館商務部ファッション・ライフスタイル担当者のラウラ・コピロウさん、フィンランドのテキスタイルメーカー「フィンレイソン」日本総代理店「アンドフィーカ」代表の今泉幸子さんが「フィンランドの暮らし」をテーマに登壇する。同日16時からは、フィンランド大使館報道・文化担当参事官のレーッタ・プロンタカネンさんが「男女平等・福祉・ワークライフバランス」をテーマに講演を行う。13日は11時30分から、「フィンエアー」西日本統括支店長の堀田博之さん、フィンランド大使館商務部上席商務官の沼田晃一さん、フィンランド大使館商務部職員のノーラ・シロラさんによるトークショー「フィンランドふしぎ発見!?」を行う。同日14時30分からは、翻訳者でライターの柳澤はるかさんによる講演「フィンランドの人々と『SISU(シス)』から学んだ幸せの秘訣(ひけつ)」を行う。
「アバンセホール」ホワイエでは、ムーミンとの写真撮影会(先着順)を行うほか、1階展示コーナーでは「フィンレイソン」のテキスタイル展示、「フィンレイソン」と佐賀の焼き物カジュアルブランド「HIZEN5」とのコラボ商品や北欧雑貨販売を行う。どんどんどんの森では、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」体験、「テントサウナ」体験を行う。
佐賀県文化課の江島真衣さんは「昨年は多くのフィンランドファンにお越しいただいた。フィンランドのことをよく知らない人でも満足できる企画を多く用意している。トークショーでもフィンランドを深掘りしてほしい」と話す。
開催時間は10時~17時(13日は16時まで)。入場無料。