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佐賀の日本料理店「きぶん」が1人鍋セット販売へ しゃぶだしと薬膳鍋の素も

「濃縮しゃぶだし」「薬膳鍋の素」を手にする「きぶん」統括マネジャーの下村光一郎さん

「濃縮しゃぶだし」「薬膳鍋の素」を手にする「きぶん」統括マネジャーの下村光一郎さん

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 日本料理店「きぶん」(佐賀市愛敬町)が8月末、しゃぶしゃぶとすき焼き、薬膳鍋の「ひとり鍋セット」と「濃縮しゃぶだし」と「薬膳鍋の素」の販売を始めた。

「きぶん」が経営する「なべ家和元」の味を再現した「ひとり鍋セット」

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 来年創業40年を迎える同店。統括マネジャーの下村光一郎さんは「新型コロナウイルス感染症の影響で中心街にある当店は4月くらいから売り上げが下がり始め、5月は最も厳しい月となった。現在は戻りつつあるとはいえ、影響がいつまで続くかめどが立たないことから外販商品の開発と販売に力を入れることに決めた」と話す。

 同店がイオンモール佐賀大和近くで経営するしゃぶしゃぶ・すき焼き専門店「なべ家和元」(大和町尼寺)の鍋料理を1人でも楽しめるようにと開発した「ひとり鍋セット」は、県産黒毛和牛ロースか豚肉専門店「ファームリンク金星屋」(鍋島町蛎久)の金星豚(各100グラム)をメインに、それぞれたれやスープ、野菜盛り、締めの麺を用意した「しゃぶセット」「すきやきセット」「薬膳鍋セット」。価格は和牛=2,400円、金星豚=1,800円。それぞれ追加肉(各100グラム、和牛=1,400円、金星豚=900円)も用意する。下村さんは「IH対応のアルミ鍋を使ったセットで1人からでも当店の味を楽しめるようにした」と話す。

 「濃縮しゃぶだし」は以前からだしをテークアウトで購入する客がいたことから改めて開発した。「薬膳鍋の素」は薬膳マイスターが監修した18種類のエキスを合わせたという。下村さんは「これまでの販売方法ではだしの香りが持たないので、当日使用を前提に販売していたが、日持ちするよう濃縮だしを開発した。『薬膳鍋の素』と合わせて楽しんでほしい」と話す。価格は各720円(価格は全て税別)。

 下村さんは「新型コロナの影響によるお客さまの変化に応じて、10月から『きぶん』を日本料理店から鍋料理店にリニューアルする。これからも『体に良いものをおいしく』とコンセプトにお客さまに楽しんでもらえる商品と店作りを続けていきたい」と話す。

 「ひとり鍋セット」は電話(080-2180-1190)とファクス、メールで注文を受け付ける。「濃縮しゃぶだし」と「薬膳鍋の素」はコムボックス佐賀駅前の「さが風土館季楽直販本店」、「吉野麦米」で販売する。

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