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佐賀市神野に持ち帰り焼き鳥店「まこっちゃん」 運送会社脱サラ店主が出店

「炭焼き まこっちゃん」店主の大橋信さん

「炭焼き まこっちゃん」店主の大橋信さん

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 持ち帰り焼き鳥店「炭焼き まこっちゃん」(佐賀市神野西4、TEL 0952-97-7645)が4月8日、佐賀市若楠通りと神野(こうの)公園通り交差点近くにオープンした。

「炭焼き まこっちゃん」の九州産若鶏モモ肉の炭焼き

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 店主の大橋信さんは、運送会社でセールスドライバーとして勤務した後、九州各地で管理職として単身赴任を経験。子どもが5人おり、家族を大事にしてきたという大橋さんは週末ごとに佐賀の自宅に帰ってきていたが、昨年秋の異動で遠方への転勤を打診されたことをきっかけに、昔から何かやりたいと思っていたことを形にしようとサラリーマン生活に終止符を打った。

 焼き鳥店を始めるきっかけは大橋さんが運送会社勤務時代、「ひょんなことから飼うことになった」(大橋さん)というヒヨコが成長し、譲った部下が「ユーチューブを見てさばいてきた」と持ってきたことに驚いたことから。本格的に鶏料理を学ぼうと会社退職後、養鶏処理を手掛ける「佐賀ブロイラー」(大和町尼寺)の工場で2カ月勉強した後、会社時代の同僚が宮崎県で開く炭火焼き店で修業。炭焼きのレシピを教えてもらったという。その後、大橋さんの息子も店でバイトしやすい距離でと自宅から近い物件を見つけ、出店にこぎ着けた。

 全てテークアウトで販売するメニューは、九州産若鶏モモ肉の炭火焼き「塩・コショウ」「ニンニク辛みそ」の2種類。それぞれ「炭火焼き初体験」(大橋さん)向けの「小々」(300円)から「小」(600円)、「中」(850円)、ファミリー向けの「大」(1,250円)を用意する。

 大橋さんは「仕事帰りのサラリーマンやママ友などさまざまな人に来てもらっている。小学生が1人で自分の小遣いで買いに来た時や息子が免許取り立ての車で買いに来た時はうれしかった。セールスドライバー時代に培ったコミュニケーション経験を生かし、近所の人や自分の知り合いからつなげていきお客さんを広げていきたい。今後、スポーツする中高生に立ち寄ってもらえる新たなメニューや、親鶏や豚の炭焼き、まだ稼働していないカウンタースペースの活用など、時期と様子を見ながら幅を広げていきたい」と話す。

 営業時間は15時~20時。月曜定休。

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