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佐賀駅内の「積文館書店」が閉店 駅高架化翌年から42年、駅利用者に親しまれる

最終日の営業を終えシャッターを閉める「積文館書店 佐賀駅店」

最終日の営業を終えシャッターを閉める「積文館書店 佐賀駅店」

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 「積文館書店 佐賀駅店」(佐賀市駅前中央1)が3月21日、閉店した。

「積文館書店 佐賀駅店」最終日の営業の様子

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 JR佐賀駅が現在の場所に移転・高架化した翌年の1977(昭和52)年12月、「積文館書店」(福岡市南区)が「佐賀デイトス店」としてオープン。2014(平成26)年に佐賀駅の商業施設名が「デイトス」から「えきマチ1丁目」に変更になったことから店名を「佐賀駅店」に変更した。通勤・通学など駅利用者を中心に親しまれたが、「諸般の事情により」(同社)閉店を決めた。

 最終営業日となった3月21日、すでに本が撤去されたり、新たな雑誌が少なめに並べられたりする中で普段通りに営業。閉店時刻の21時に関係者や客が見守る中で静かにシャッターが閉められた。ネット上には「高校生の時、次の電車の時間が来るまで、よくダイヤ情報とかDJを立ち読みしてたな… 大変、お世話になりました」「サイン会とかも行ったし、ピアノの楽譜も買ったし駅に行くね、と言ったらみんなだいたい積文館にいて『やっぱりね』ってなるのがお決まりだった」「あそこに本屋があったことでどれだけ助けられたか。今までありがとうございました」(以上、原文ママ)など、店での思い出を懐かしむ投稿が見られた。

 佐賀市内の「積文館書店」は「佐大通り店」(与賀町)のみとなった。

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