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佐賀で障がい持つアーティストが音楽支援NPO設立へ ネットで資金募集

強直性脊椎炎・黄色靭帯骨化症・後縦靭帯骨化症の指定難病を抱えるアーティストの堀江半蔵さん

強直性脊椎炎・黄色靭帯骨化症・後縦靭帯骨化症の指定難病を抱えるアーティストの堀江半蔵さん

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 佐賀在住で、強直性脊椎炎・黄色靭帯骨化症・後縦靭帯骨化症の指定難病を抱えるアーティストの堀江半蔵さんが2月8日、障がい者の音楽や芸術活動を支援するNPOの就労支援A型作業所を立ち上げるため、クラウドファウンディングでの資金募集を始めた。

NPOの就労支援A型作業所立ち上げプロジェクトをPRするスタッフ

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 15年前に発病、現在、障害者手帳1種1級持つ車椅子ユーザーの堀江さんは、9年前に末期がんの女性シンガーから自身のライブに誘われ、動かなくなりかけていた体を引きずるようにして会場に入り、力強いステージを目の当たりにしたことがきっかけで音楽活動を始めた。現在、作曲活動を通じ、「佐賀乙女みゅースター」や、地元劇団「さわげ」などへの楽曲提供やアイドルのプロデュースを行っているという。音楽活動を始めるきっかけとなった女性シンガーへの曲も制作した。

 堀江さんはこれまでの経験を生かし、自身のように障がいを抱えながら音楽活動している人の支援や障がい者の働く場の確保を目的にNPOを立ち上げる。「ニコニコ動画」に投稿する「歌ってみた」動画のミキシングやマスタリングの受託を目指すという。プロジェクトのPRを兼ねて立ち上げたクラウドファンディングで集まった資金は障がいを抱えた人が働くための環境づくりや音楽機材の購入などに使う。

 堀江さんは「障がいを抱えながら仕事を持つことがとても大変だということは当事者の僕自身が常日頃痛感している。しかし、仕事に生きがいを感じ、仕事を通して社会とのつながりを持つことは大いに意義があることだと考えている。障がいを抱えた多くの人が参加できるように皆さんに背中を押してもらえたらうれしい」と話す。

 4月26日まで。

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