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佐賀でミュージカル「えんとつ町のプぺル」 西野亮廣さんの絵本を題材に

「えんとつ町のプぺル」に出演する「ティーンズミュージカルSAGA」のメンバー

「えんとつ町のプぺル」に出演する「ティーンズミュージカルSAGA」のメンバー

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 20歳以下の少年少女で構成するミュージカル劇団「ティーンズミュージカルSAGA(TMS)」の公演「えんとつ町のプぺル」が8月20日・21日、佐賀市文化会館大ホール(佐賀市日の出1)で開かれる。

「えんとつ町のプぺル」の脚本・演出を手掛ける栗原誠治さん

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 同劇団は2004(平成16)年に創立し、イベントや音楽コンサートなどへの出演や自主ライブなど、これまで約1000本の舞台を経験した。活動の軸に位置付ける劇団の単独公演は年1回のペースで行われ今回で13回目となる。

 ミュージカル「えんとつ町のプぺル」は、人気お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣(あきひろ)さんが出版した同名の絵本にヒントを得て、劇団主宰者・栗原誠治さんが新たに脚本を書き、オリジナル作品に仕上げたもの。西野さんが運営するオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」に参加する栗原さんが本人に直接コンタクトを取り、2018(平成30)年4月に絵本活用の承諾を得たという。

 ストーリーは前後半の2部構成。前半が「青い空も輝く星も知らない人たちが住む、黒い煙に覆われた煙突だらけの『えんとつ町』を舞台にした奇跡の物語」という原作の「10年前」、後半が「その後」となっている。9歳から19歳までの団員30人が出演し、弓削田(ゆげた)健介さん、徳久望さん、栗原夢輝(ゆめき)さんら佐賀で活動するミュージシャンが劇中歌を提供した。

 主人公「ブルーノ」役の高野万葉(まよ)さんは「未来の町の人たちに夢を届ける役柄を演じる。西野さんの描いた世界観を再現しつつ、元気よく私たちのメッセージを伝えて、お客さんに感動を与えたい」と意気込む。

 栗原さんは「佐賀の文化・芸術分野の裾野を広げるべく地道に活動してきたわれわれの思いを体現した舞台が出来上がった。佐賀に新たな風を吹かせたい。子どもたちの躍動する姿を見てもらえれば」と話す。

 両日とも18時開場、19時開演。チケット料金は3,000円。

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