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佐賀で若者主体のコンサート「音楽の時間」が150回 金曜夕方の定番イベントに

「音楽の時間」のステージの様子

「音楽の時間」のステージの様子

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 「656広場」(佐賀市呉服元町)で毎週金曜日に開催するコンサート「音楽の時間」が8月31日に150回目を迎える。

コンサート発起人の栗原誠治さん

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 10代の少年少女で構成する「ティーンズミュージカル佐賀(TMS)」を主宰する栗原誠治さんが中心となり、2015年4月にスタートした同コンサート。団員たちの歌とダンスのレベルアップができる場所を求めていた栗原さんが、「路上で練習するより、お客さんの前でステージに立つ方が上達が早い」と、屋外ステージを常設する同広場でのコンサートを発案。「街なかに音楽が流れるひととき」をコンセプトに「音楽の時間」と名付け、「街の活性化にもつなげられたら」(栗原さん)と、週末の恒例イベントとして定着させることを目指す。

 毎回の出演者は5組前後で、ミュージカルのスタンダードナンバーや合唱曲に加え、ヒットソングやオリジナル曲も織り交ぜる。ステージ構成や演出は当初からほとんど変えていないという。栗原さんは「自分たちのスタイルを見せ続けることで、それを気に入ってくれた人がファンになってくれる」と語る。

 最初は団員の保護者が中心だったが、口コミが広がり、団員とはゆかりのない人も来るようになり、「応援団」を結成するまでになった。スタート時は現役団員のみの出演だったが、次第にOBやTMS所属経験のないミュージシャンも参加するようになり、バラエティー豊かなラインアップになった。

 街に根付かせるために毎週必ず開催することをモットーとし、悪天候の日でも中止にせず、台風に見舞われながらも開演に踏み切ったこともあったという。「お客さんはもちろん、出演者も集まらずに大変だった」と栗原さん。

 第1回から出演を続ける同団出身の弾き語りアーティスト夢輝(ゆめき)さんは「回を重ねるたびにお客さんとの一体感が高まっている。当初からは比べ物にならないほど出演者のパフォーマンスが向上し、チームワークも増している」と自信を見せる。栗原さんは「腕試しの場としてスタートしたが、皆さんの声援に支えられ、出演者一人一人がレベルアップして、定期公演としての体裁が整ってきた。彼らの全力のステージをぜひ見に来てほしい」と呼び掛ける。

 18時30分開演。入場無料。

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