ベトナム料理店「サイゴンカフェ」(小城市小城町北小路、TEL 070-4781-1559)がオープンして1カ月がたった。
店主の伊東リンさんは、8年前の結婚を機にベトナムから佐賀に移り住み、長年の夢であった飲食店を開いた。店舗は、元美容室の物件を一人で内装から手掛け、店内にはベトナムの物を並べた。店名はベトナム・ホーチミン市の旧市名からとった。「16歳から仕事を始めた思い出の土地、サイゴンの名前を使いたかった」とリンさん。
席数は、1階にテーブル席3卓10席、2階に座敷席15席。セットメニューは、「アオサイランチ」(フォー・バンセオ・ドリンク付き、1,200円)、「サイゴンディナー」(フォー・バンセオ・春巻き、ごまだんご、ドリンク付き、1,500円)。単品メニューは、フォー(ベトナムうどん、650円)、バンセオ(お好み焼き、400円)、チャラン(揚げ春巻き5個、650円)、パンチャンクワン(生春巻き3個、500円)、チェー(ぜんざい、300円)、バンカン(ごまだんご3個、400円)。セットドリンクにベトナムコーヒーを用意する。
普段は一人で営業しているが、週末などは長女の伊東カンさんも手伝う。カンさんは「母の夢がかなってうれしい。母が作るセットメニューはお薦め」と話す。
リンさんによると、小城市内にはベトナム料理店がないことから、佐賀在住のベトナム人のほか、日本人客は福岡県からも来店があるという。
リンさんは「長年思い描いていた自分の店をオープンできてうれしい。一人で対応しているので混雑する時は待たせしまうことがあるが、多くの方に来店してほしい」と笑顔を見せる。
営業時間は11時~21時。火曜定休。