「佐賀インターナショナルゲストハウスHAGAKURE(はがくれ)」(佐賀市神野東2)のスタッフが現在、袴(はかま)姿で利用客を出迎える取り組みを行っている。
佐賀を訪れる旅行者と地元民の交流拠点として、佐賀のよさを伝える活動に取り組んでいるという同施設。袴姿での出迎えは4月1日から始めた。
店主の高瀬伶さんによると、肥前国佐賀鍋島藩士の山本常朝が説き、日々の努力や自分の今いる場所をしっかり見つめ、親孝行の大切さや細やかな心遣いと思いやりを大切にするという佐賀発祥の武士道精神「葉隠」を、外国人利用客が多い同施設で体感してもらおうと企画したという。
スタッフのユニホームはこれまでの黒のポロシャツとズボンから和装に変えた。男性スタッフは黒色の胴着に灰色の袴、女性スタッフは赤色の胴着に黒色の武士袴を着用する。
高瀬さんは「客から袴姿のスタッフと一緒に写真を撮りたいと言われるのがうれしい。希望するお客さまには袴をはいてもらうこともできる。葉隠精神の一端にぜひ触れていただければ」と話す。