落語家・林家あんこさんの噺(はなし)で笑いあんこを食べて笑顔になろうという、ダブルあんこの初笑いイベント「新春あんこ寄席」が1月5日、「CAFE(カフェ) 木と本」(佐賀市唐人1)で開かれた。
林家あんこさんと「よなよなあん工房」店主・岡垣貴憲さんとの「ダブルあんこ」トークセッション
あんこスイーツ専門店「よなよなあん工房」(赤松町)の店主・岡垣貴憲さんと「CAFE 木と本」の店主・船津脩平さんが「一緒に何かやりたい」と初企画したコラボイベント。岡垣さんによると、佐賀市内のカフェでの落語会を知り、岡垣さんも落語会を開きたいと「あんこ」が演目の落語がないか調べていたところ、林家あんこさんを見つけ、「まさにこの人だ」と出演を依頼。あんこさんの独演会と「よなよなあん工房」のあんこスイーツを提供する企画につながった。
当日は事前予約した客30人が来場。あんこさんによる演目「初天神」披露の後、あんこスイーツプレートとあんこぜんざいが提供され、来場者はあんこさんと岡垣さんとの「ダブルあんこ」トークセッションで楽しんだ。後半にあんこさんの演目「代脈(だいみゃく)」と南京玉すだれを披露。最後に新春くじや、あんこさんの新作手拭いを進呈するじゃんけん大会で締めくくった。
岡垣さんは「面白いイベントになりやって良かった。途中バタバタしたところがあったが、あんこさんや『木と本』の皆さんに助けられた。今回、当店を優先に参加予約を受け付けたため、『木と本』のお客さんを中心に参加したかった人が多かったと聞く。今回を踏まえ2回目以降の開催方法を検討したい」と話す。
あんこさんは「『毎日開催したい』と思うほどいいお客さんばかりでよく笑ってもらえた。東京の落語会では男性客が多いが、和菓子系との初めてのコラボで今回は女性客が多かった。スイーツを組み合わせ女性をターゲットにしたイベントは東京など各地でも開いてみたい」と話す。