佐賀県観光PRキャラクター「壺侍(つぼざむらい)」がエントリーする「ゆるキャラグランプリ2018」の決起集会が8月24日、佐賀県庁展望ホールで開かれた。
400年ほど前、佐賀の武士の家に生まれた男の子が遊んでいるうちにうっかり有田焼の壺の中に入ってしまって抜けられなくなり、気がついたら現代の日本に来てしまったというエピソードを持つ「壺侍」。困っている人を見ると、つい「どがんしたと?」(佐賀ことばで「どうしたの?」)と声を掛けてしまう、ひげにちょんまげの優しいお侍さんというキャラクター。
「壺侍」は、現代の佐賀県で2015年1月に提供が始まった県の観光情報アプリと多言語コールセンターを組み合わせたサービス「佐賀トラベルサポート『DOGAN SHI★TA★TO(どがんしたと)?』のキャラクターとして、2016年には「ゆるキャラ」としてデビュー、国内外で佐賀県のPRを続けてきた。昨年、中国で行なわれた「ご当地キャラクター人気投票in チャイナ」では、3位入賞を果たしたという。
「ゆるキャラグランプリ」3回目の参戦となる今年、より上位を目指したいと、普段は各地のイベントに呼ばれることが多いという「壺侍」が、初めて自ら主催するという「決起集会」を企画した。
集会には、先輩キャラクターの「有明ガタゴロウ」が駆け付け、「つぼちゃん(壺侍)はオイと違って清く正しい佐賀の(公式)ゆるキャラとして、地元が盛り上がるよう応援宜しくお願いするガタァ」(以上、ガタゴロウ語)と応援メッセージを送り、ガタゴロウが描いたという「壺侍とガタゴロウの絵」を壺侍にプレゼントした。その後、地元タレントの徳丸英器さんが作曲、青木理奈さんが作詞した応援ソング「つぼざむらいのうた」を、壺侍と徳丸さん、青木さんで結成したというユニット「つぼぐみ」で初披露した。
壺侍は「みんなに集まってもらってうれしいのじゃ。感謝の気持ちでいっぱいなのじゃ。投票と応援宜しくお願いしますなのじゃ」(以上、壺侍語)と呼び掛けた。
投票締め切りは11月9日18時。